シャンシャン、元気でね 中国へ出発…上野動物園
上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダのシャンシャン(雌、5歳)を乗せた飛行機が21日午後、成田空港から中国へと飛び立った。日本を離れる瞬間を見送ろうと、約300人が空港に駆けつけ、「ありがとう」「元気でね」と中国・成都へ向かう機体に手を振った。
正午過ぎ、シャンシャンが入った輸送用コンテナが機体に積み込まれ、上野動物園のスタッフ2人も乗り込んだ。見送りのために展望デッキへと上がった人たちは、午後0時45分に機体が離陸すると、「行ってらっしゃい」と声を上げ、機体が見えなくなるまで手を振り続けた。
シャンシャンは2017年6月12日に上野動物園で生まれ、愛らしい姿で人気者になった。両親が中国から貸与されているため、所有権のある中国に返還されることになった。
日米欧など34カ国、ロシア・ベラルーシ選手の国際大会復帰に反対
米国や日本など34カ国は20日、ウクライナへの全面侵攻を続けるロシアと支援するベラルーシのスポーツ選手が個人資格で五輪などの国際競技大会に復帰することに反対する声明を発表した。2024年のパリ・オリンピックに向けて、国際オリンピック委員会(IOC)は国際大会復帰を検討しているが、声明では「ウクライナの状況はむしろ悪化しており、判断を変更するのに相当する理由がない」と批判した。
IOCは22年2月、ロシアの全面侵攻開始を受けて、国際大会から両国の選手・役員を除外するよう各国際競技団体に勧告した。しかし、今年1月に国の代表ではなく個人資格での復帰に向けた本格的な検討を開始すると発表し、ウクライナや欧州各国が反発。日米などの閣僚らは2月10日に対応を協議していた。
20日発表された声明では「スポーツ団体の自主性は認識しているが、ウクライナへの侵攻と破壊は続いている。ロシアとベラルーシの選手の大会復帰を検討することには、多くの疑問と懸念がある。ウクライナの選手は練習施設を破壊され、国から出るか、ウクライナを守るために戦わなくてはならない状況だ」と指摘。さらに「ロシアとベラルーシでは、スポーツと政治は密接に絡み合っている。ロシアのアスリートと軍との強い結びつきも懸念材料であり、IOCはこうした懸念に対処すべきだ」と強調した。
今回の声明は米国や欧州各国、日本、韓国などのスポーツ担当大臣らが連名で発表し、永岡桂子文部科学相も名を連ねた。
資源ごみの中から現金1000万円 札幌の回収施設、作業員が発見
札幌市北区内の資源ごみ回収施設で現金1000万円が見つかった。札幌北署が21日に発表した。
署によると、1月30日午前9時15分ごろ、札幌市が業務を委託する資源ごみ回収業者が、札幌市内の住宅などから雑紙などを回収し、資源ごみ回収施設で分別する作業を行っていたところ、作業員がごみの中から現金1000万円の札束を発見した。作業員の上司が「1000万円が出てきた」と署に届け出た。
署によると、現金はすべて1万円札で、発見時は何にも包まれていない状態だったという。署は高額拾得物として、持ち主を捜している。届け出を受理した1月30日から3カ月間持ち主が現れなかった場合、現金は業者に業務を委託している札幌市に引き渡される。
全国で新たに1万9202人感染確認 前週より1万2500人減
厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で1万9202人確認されたと発表した。前週の火曜日から約1万2500人減った。死者は72人だった。
主な都道府県の新規感染者数は、北海道822人▽東京都1451人▽愛知県1305人▽大阪府1329人▽福岡県909人--など。
<新型コロナ・21日>東京都で1451人感染、12人死亡
東京都は21日、新型コロナウイルスの新たな感染者1451人と死者12人を確認したと発表した。1週間平均の新規感染者数は、21日時点で1240.4人で、前の週に比べて70.6%。
【1年前の今日の出来事】 2022年2月21日