2023年2月19日 今日の出来事

九州北部、四国で「春一番」 2年ぶり観測、気温も上昇

気象庁は19日、山口県を含む九州北部と四国で、「春一番」が吹いたと発表した。いずれも昨年は吹かず、2021年2月20日以来となった。気象庁によると、低気圧が発達しながら日本海を東寄りに進み、南風が吹いた。気温も上昇した。

九州北部は19日未明、長崎市南山手町で最大瞬間風速14.4メートル、大分市長浜で13.5メートルなどが観測された。四国でも高知県の室戸岬で24.4メートル、徳島県阿南市で18.7メートルなど。

春一番の発表基準は地方によって異なる。立春から春分までの間に、九州北部では最大風速約7メートル以上、四国では同約10メートル以上の南寄りの風が吹くことなどが目安。

九州北部と四国で春一番 どちらも2021年以来2年ぶり

小沢一郎氏、自身の政治塾の「一時休止」を表明 2001年にスタート

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、都内で開いた自身が塾長を務める政治塾で講演し、次世代の各界のリーダー、指導者育成を目的に2001年から開催してきた同政治塾を、今回をもって一時休止することを明かした。

「政治塾の中締めだ。私自身は、できるだけ早く再開したい。一時お休みするということで、ご理解をいただきたい」と塾生やOBらに呼びかけた。

講演では、自己主張をすることの大切さや憲法改正、安全保障政策など、これまで長年訴えてきた信条などについて、1時間以上にわたり話した。

事務局関係者によると、「私塾」の形になったのは2003年から。小沢氏が当時所属していた自由党が民主党と合併して以降。入塾の審査を前に3000人が応募した時期もあり、これまで、500人以上を、国政をはじめ各界に送り出してきた。

小沢一郎政治塾で講演する立憲民主党の小沢一郎衆院議員

日米韓外相、緊密連携を確認 北朝鮮ミサイル「差し迫った脅威」

林芳正外相、ブリンケン米国務長官、韓国の朴振(パク・ジン)外相は18日(日本時間19日)、ドイツで短時間会談した。18日の北朝鮮による弾道ミサイル発射を非難し、前例のない頻度のミサイル発射は地域の安全保障にとって差し迫った脅威との認識を共有。抑止力強化へ3カ国の緊密な連携を確認した。

18日、ドイツ南部ミュンヘンで会談に臨んだブリンケン米国務長官(左)、林芳正外相(中央)、韓国の朴振外相

米韓、合同で連合空中訓練 B1B戦略爆撃機などが参加

韓国国防省は19日、米韓両空軍が同日、連合空中訓練を韓国周辺で実施したと発表した。18日に北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受けて実施したとみられ、米空軍からはB1B戦略爆撃機などが参加した。

韓国空軍からステルス戦闘機F35AやF15K戦闘機が参加し、B1B戦略爆撃機を護衛しながら連合編隊飛行を実施した。韓国国防省は今回の訓練について「同盟の圧倒的な戦力による連合防衛能力と態勢を見せつけるとともに、朝鮮半島を防衛するとの堅固な公約を履行する米国の意思を確認した」とコメントした。

トルコ被災者支援が本格化 大地震2週間、シリアは困難

トルコ・シリア大地震は20日で発生から2週間。トルコでは「奇跡の救出」が相次いだが、災害緊急事態対策庁のセゼル長官は19日夜には捜索活動の大半が終了するとの見通しを示した。被災者支援が本格化し、3月には住宅建設に着工する。一方、シリア側の被害の全体像ははっきりせず、困難な状況が続いている。

トルコ、シリア各当局と国連によると、両国の死者は計4万6千人以上。トルコだけで4万人を超えた。シリアでの死者は北西部の反体制派地域で4400人以上、アサド政権地域で1400人以上となる。行方不明者数は不明で、犠牲者はなお増える恐れがある。

全国で新たに1万4239人感染 前週より550人増 新型コロナ

厚生労働省は19日、新型コロナウイルスの感染者が全国で1万4239人確認されたと発表した。前週の日曜日より約550人増えた。死者は107人だった。

主な都道府県の新規感染者数は、北海道492人▽東京都992人▽愛知県755人▽大阪府891人▽福岡県711人――など。

<新型コロナ・19日>東京都で992人感染、約1カ月ぶりに前週の同じ曜日を上回る 死者は8人

東京都は19日、新型コロナウイルスの新たな感染者992人と死者8人を確認したと発表した。新規感染者数が前週の同じ曜日を上回ったのは1月17日以来。

1週間平均の新規感染者数は、19日時点で1394.9人で、前の週に比べて72.4%。

<新型コロナ・19日>東京都で992人感染

【1年前の今日の出来事】 2022年2月19日