英で70年ぶり戴冠式 秋篠宮ご夫妻ら世界の要人2000人出席
昨年9月に死去したエリザベス英女王の後を継ぎ、新国王に即位したチャールズ3世（74）の戴冠式が6日午前11時（日本時間同日午後7時）、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた。日本の秋篠宮ご夫妻ら世界の要人約2000人が出席し、新たな君主の時代の始まりを改めて祝福。英君主の戴冠式は、1953年のエリザベス女王以来70年ぶりとなる。
戴冠式は君主が王冠を授かる宗教的儀式。英国国教会の最高位聖職者であるカンタベリー大主教の手で、チャールズ国王の頭に王冠がのせられる。カミラ王妃（75）も別の冠を授かる。
式典には秋篠宮ご夫妻のほか、ジル・バイデン米大統領夫人、マクロン仏大統領ら各国の王族や国家元首らが出席した。
国王は1948年11月生まれ。ケンブリッジ大学入学後、王室の伝統として軍務にも就き、空軍でパイロットの訓練を受けた。皇太子時代の81年にダイアナ元皇太子妃と結婚。長男ウィリアム王子（現皇太子）、次男ヘンリー王子が生まれたが、96年に離婚。ダイアナ元妃は97年に事故死した。その後、長年不倫関係にあったカミラ夫人（現王妃）と2005年に正式に結婚した。]
コロナ緊急事態、終了 危機3年、「平時」へ節目…ＷＨＯ
世界保健機関（WHO）のテドロス事務局長は5日、新型コロナウイルスの感染者・死者の減少が続いているとして、2020年1月末に宣言した緊急事態の終了を発表した。4日に開いた専門家会合で、新型コロナの流行がもはや緊急事態に当たらないという見解が示されたことを受け、宣言の解除に踏み切った。危機対応に追われた世界は、宣言から3年3カ月余りを経て「平時」移行への大きな節目を迎えた。
テドロス氏は記者会見で「新型コロナによる（公衆）衛生上の世界的な緊急事態が終わったと宣言したい」と表明。ただ、宣言解除が「新型コロナが世界的な脅威でなくなったことを意味するわけではない」とも述べ、引き続き警戒する姿勢を示した。
3日までにWHOに報告された世界の感染者は累計7億6500万人を超え、死者は692万人余り。ワクチン接種は延べ133億回に達した。未報告を含む実際の死者数は、WHOの集計をはるかに上回っているとみられ、テドロス氏は「（報告の）数倍で、少なくとも2000万人」に上るとの見方を示した。
石川・珠洲の740世帯に避難指示 8日にかけ大雨恐れ
石川県珠洲（すず）市で震度6強を記録した5日の地震で、同市は6日、大雨による土砂災害の恐れがあるとして、土砂災害警戒区域内にある約740世帯、約1600人を対象に避難指示を出した。北陸では8日にかけて大雨が予想されており、気象庁は大きく揺れた地域で地盤が崩れやすくなっているとして警戒を呼びかけている。
気象庁によると、日本海上の前線が南下する影響で、石川県では特に6日夜から7日未明にかけて激しい雨が降る見込み。7日午後6時までの24時間降水量は、能登地方の多いところで120ミリと予想される。
地震の被害も明らかになってきた。珠洲市によると、市内で65歳の男性1人が死亡、32人が負傷した。うち2人は骨折や頭部のけがなど重傷。同県能登町と富山県高岡市でも1人が軽傷を負った。珠洲市では6棟の住宅が倒壊した。
西日本から東日本、8日にかけ大雨に警戒 土砂災害や浸水に注意
気象庁は6日、西日本から東日本で8日にかけて、大気が不安定になり、雷を伴った大雨になる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけた。
気象庁によると、日本の東にある前線を伴った低気圧が東北東へ移動。低気圧から延びる前線が8日にかけて北日本から西日本を南下する見込みで、暖かく湿った空気が流れ込むという。
7日午後6時までの24時間の予想雨量は多い所で、近畿、四国200ミリ、九州南部180ミリ、東海、九州北部150ミリ。関東甲信、北陸120ミリ、中国100ミリ、東北、伊豆諸島、沖縄60ミリ。
一方、6日は関東を中心に晴れて気温が上昇した。
ＧＷ終盤、Ｕターンラッシュ 帰省や行楽、混雑続く
ゴールデンウイーク（GW）終盤の6日、連休を帰省先や行楽地で過ごした人らのＵターンラッシュは午後も続いた。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行するのを直前に控え、駅や空港は多くの人で混雑し、高速道路も各地で渋滞が見られた。
ワグネル創設者、要衝バフムトから「10日に撤退」…ロシア国防省からの弾薬供給が不足と非難
ロシアのウクライナ侵略に戦闘員を派遣している露民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は5日、東部ドネツク州の要衝バフムトから10日に部隊を撤退させるとSNSで宣言した。ワグネルの部隊はバフムトで露軍側の主力を担っており、露国防省からの弾薬供給が不足していると非難した。
プーチン露大統領は9日の旧ソ連による対独戦勝記念日までにバフムトを制圧するよう命じたとされているが、ウクライナ軍が抗戦を続けている。プリゴジン氏は制圧できない場合に備え、セルゲイ・ショイグ国防相やワレリー・ゲラシモフ軍参謀総長に責任転嫁する布石を打ったとみられる。
豪雨で176人死亡 コンゴ
アフリカ中部コンゴ（旧ザイール）東部の南キブ州が豪雨と洪水に見舞われ、地元知事は5日、176人が死亡したと明らかにした。約100人が行方不明という。
同州カレヘでは川が氾濫し、複数の村が水浸しになった。地元関係者によると、4日午後から豪雨になっていた。コンゴの隣国ルワンダも最近、大雨に見舞われ、少なくとも127人が死亡している。
全国の新規感染者は6229人 前週比6800人減 新型コロナ
厚生労働省は6日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で6229人確認されたと発表した。前週の土曜日より約6800人減った。死者は12人だった。
主な都道府県の新規感染者数は、北海道446人▽東京都1062人▽愛知県282人▽大阪府430人▽福岡県202人。
＜新型コロナ・6日＞東京都で新たに1062人が感染、3人死亡
東京都は6日、新型コロナウイルスの新たな感染者1062人と3人の死亡を確認したと発表した。1週間平均の新規感染者数は、6日時点で1366.6人で、前の週に比べて90.6%。
【1年前の今日の出来事】 2022年5月6日
