2022年12月30日 今日の出来事

東証大納会 年末株価は4年ぶり下落 米利上げ、ウクライナ侵攻に翻弄された1年

今年最後の取引となる「大納会」を迎えた30日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前年末比9.4%安の2万6094円50銭となり、米中貿易摩擦の影響があった平成30年以来、4年ぶりに前年末を下回った。年間の高値と安値の幅は4614円に達した。ロシアのウクライナ侵攻や、米欧の中央銀行による金融引き締めなど、1年を通じて海外発の要因に振り回された。

大納会には岸田文雄首相が出席し、「来年は新しい資本主義を本格起動させていく」と述べ、経済の好循環の実現に注力する考えを強調した。脚本家の三谷幸喜氏もゲストとして登場。首相と三谷氏は、今年の取引終了を告げる鐘を計5回打ち鳴らした。

大手5行、住宅ローン金利上げ 1月、0.1~0.34%

大手銀行5行は30日、2023年1月の住宅ローン金利を発表した。日銀による金融緩和策の修正に伴って長期金利が上昇したことを踏まえ、代表的な固定期間10年の基準金利を全行が引き上げた。引き上げ幅は0.10~0.34%。三菱UFJ銀行は3.70%、三井住友銀行は3.79%に引き上げ、いずれも13年10月以来、9年3カ月ぶりの高水準。3.50%のみずほ銀行は11年11月以来の高さとなった。

日銀が長期金利の上昇を認める上限を0.5%に引き上げたことで、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りはそれまでの0.25%近辺から0.4%台へ急上昇した。

一方、住宅ローン利用者の7割が選択しているとされる変動金利に関しては、各行とも据え置いた。短期金利の動向と連動しており、日銀の短期金利誘導目標が依然としてマイナス0.1%で維持されているためとみられる。

1月の住宅ローン固定金利、約9年半ぶり高水準

「サッカーの王様」ペレさんが死去 82歳 元ブラジル代表

「サッカーの王様」とうたわれた元ブラジル代表のストライカー、ペレ(本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント)さんが29日、大腸がんの進行などによる多臓器不全のためサンパウロの病院で死去した。82歳だった。ブラジル・サッカー連盟などが発表した。ワールドカップ(W杯)で選手として史上唯一の3度の優勝を経験した。

「サッカーの王様」ペレ氏死去 82歳 元ブラジル代表

全国の新規感染者14万8784人 死者326人 新型コロナ

厚生労働省は30日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で14万8784人確認されたと公表した。前週の金曜日より約2万5500人減った。死者は326人。

主な都道府県の新規感染者数は、北海道3347人▽東京都1万4525人▽愛知県8194人▽大阪府9527人▽福岡県8869人――など。

【1年前の今日の出来事】 2021年12月30日