2022年12月19日 今日の出来事

アルゼンチンが3度目V メッシ2点、フランス下す…W杯サッカー

4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップ(W杯)カタール大会は18日、ルサイルで決勝が行われ、国際連盟(FIFA)ランキング3位のアルゼンチンが36年ぶり3度目の優勝を果たした。連覇を狙った同4位のフランスを3-3からのPK戦の末に下した。

アルゼンチンは前半に2点を先取したものの、後半に2失点。延長後半にメッシの2点目で勝ち越した後に、フランスのエムバペにハットトリック達成となるPKを決められ、土壇場で再び追い付かれた。激闘の末、PK戦は4-2で決着した。

大会最優秀選手は、メッシが史上初めて2度目の受賞。得点王には8得点のエムバペが輝いた。次回2026年大会は米国、カナダ、メキシコの3カ国で共催される。

トロフィーを掲げるメッシを中心に歓喜のアルゼンチンイレブン

大雪、新潟で22km車が立ち往生 国道8号 解消見通し立たず

強い冬型の気圧配置の影響で、19日は東北や北陸地方を中心に大雪となった。新潟県柏崎市の国道8号では雪の影響で約22キロにわたって車が立ち往生。寒気は20日にかけて次第に緩む見込みだが、気象庁は警戒を呼びかけている。

気象庁によると、19日朝までの24時間降雪量は福島県只見町で110センチ、山形県大蔵村では101センチとなり、昨冬までの最大記録を上回った。新潟県魚沼市でも94センチを観測。鳥取県大山町での午後4時時点の積雪は67センチだった。

渋滞する国道8号。2022年12月19日午後1時35分、新潟県柏崎市穂波町

生態系保全区域「30%に拡大」 COP15、30年までの新目標採択

カナダ・モントリオールで開催中の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)は19日、生物多様性の損失を食い止めるための2030年までの新たな国際目標を採択した。生態系の保全区域を「陸、海の少なくとも30%」に拡大することなどを盛り込んだ。

新目標は、10年に名古屋市でのCOP10で決めた20年を期限とする「愛知目標」の後継。各国政府は目標実現に向けて、生態系保全の取り組みを進めることが求められる。

新目標は23の個別目標で構成される。愛知目標で「陸の17%、海の10%」とすることを目指していた保全区域は大幅に拡大させる。また、生態系に悪影響を及ぼす外来種の新たな侵入・定着のペースを少なくとも半減させることを目指す。

カナダ・モントリオールで開かれた国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の様子

来年度予算案、114.3兆円 税収69.4兆円、国債発行35.7兆円

政府は19日、2023年度予算案の一般会計総額を114兆3000億円程度とする方向で調整に入った。22年度当初予算の107兆5964億円を大きく上回り、11年連続で過去最大を更新する。100兆円超えは5年連続。防衛力の強化に向けた費用の増額で防衛費を6兆8000億円前後とする方向であるほか、高齢化に伴う社会保障費の増加が続く。23日にも閣議決定する。

23年度の税収は、69兆4000億円程度と過去最高だった22年度当初予算の65兆2350億円を上回る見通し。コロナ禍からの経済活動の再開や円安に伴う円換算での海外収益の増加で、法人税収などが伸びる。

一方、新規国債発行額は税収増を踏まえて35兆7000億円程度と、22年度当初予算(36兆9260億円)から減額する方向で調整している。

全国の新規感染者7万921人確認 前週から8500人増

厚生労働省は19日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに7万921人確認されたと発表した。前週の月曜日から約8500人増加した。

主な都道府県別の新規感染者数は、北海道2168人▽東京都7949人▽愛知県2631人▽大阪府3753人▽福岡県2214人――など。

【1年前の今日の出来事】 2021年12月19日