2022年11月27日 今日の出来事

日本、0-1でコスタリカに敗れる 決勝T進出かけスペイン戦へ W杯

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は27日、1次リーグE組の第2戦があり、日本代表(世界ランキング24位)がコスタリカ代表(同31位)と対戦。後半36分にコスタリカに先制点を許し、0―1で敗れた。

日本は初戦のドイツ戦に勝利しており、1勝1敗で勝ち点3のまま。12月1日(日本時間2日)の第3戦で2大会連続4度目の決勝トーナメント進出を懸け、スペインと対戦する。コスタリカは1勝1敗で勝ち点3とした。

中国ゼロコロナ政策、大学生らの反発拡大 「習近平退陣」連呼も

中国政府が進める「ゼロコロナ」政策に反発する動きが27日、中国各地の大学キャンパスなどへと拡大した。上海や北京では、インターネットを含めた検閲に対する批判の象徴となった白い紙を掲げた若者が、封鎖政策の撤回などを求めて声を上げた。最近の中国で若い世代が公然と政権批判の声を上げるのは異例だ。

反発のきっかけになったのは新疆ウイグル自治区ウルムチ市で10人が死亡した火災。厳格なコロナ対策が被害を拡大したとされる。上海中心部を走る街路「ウルムチ路」では26日夜から犠牲者に哀悼の意を示すために市民が集まって黙とうを始めた。ネット上に投稿された動画には、若者を中心とした大勢の市民が「PCR検査は要らない、自由が欲しい」とスローガンを叫ぶ姿が映っている。27日未明になると中国共産党や習近平国家主席に対し「政権を降りろ」と叫ぶ集団も現れ、一部では抑え込もうとする警察との小競り合いも発生した。

中国上海市中心部で白い紙を掲げ、新型コロナウイルス対策に抗議する人たち=27日

台湾地方選 与党・民進党、惨敗 蔡英文総統が党主席を引責辞任

台湾の統一地方選が26日、投開票された。与党・民進党は焦点の21県市の首長選で5勝にとどまり、惨敗した。蔡英文総統は同日夜、党主席(党首)を引責辞任すると表明した。対中融和路線を取る最大野党・国民党は2020年総統選での大敗後、党勢低迷に苦しんできたが、今回の大勝で歯止めをかけた。

蔡氏は同日夜の記者会見で「この結果を謙虚に受け止め、私が全責任を取り、党主席を辞任する」と述べた。総統職にはとどまる。今後、党主席選が実施される見通し。今回は対中政策は争点になっておらず、中国に厳しい姿勢を取る蔡政権の路線に変わりはない。

21県市の当選者数は、民進党5▽国民党13▽第三勢力の台湾民衆党1▽無所属2。前回18年統一地方選は、民進党6▽国民党15▽無所属1だった。候補者の一人が死去した嘉義市長選は12月18日に投開票される。

台湾 蔡英文総統、党主席を辞任へ 与党・民進党が大敗

ベラルーシ外相が急死 23日に国際会議出席 国営通信報道

ベラルーシの国営ベルタ通信は26日、マケイ外相(64)が死去したと報じた。マケイ氏は数日前に旧ソ連諸国による国際会議に出席したばかりで、死因も伝えられていない突然死であることから「謎の死」として臆測を呼んでいる。

ベラルーシではルカシェンコ大統領が1994年から独裁政権を続け、マケイ氏は2012年から外相を務めてきた。外相就任前の4年間も大統領府長官を務めており、ルカシェンコ氏の信頼が厚かったとみられている。

1964年製の現役車両、ラストラン いすみ鉄道を走る「キハ28」

第三セクター「いすみ鉄道」(本社・千葉県大多喜町)を走る旧国鉄の気動車「キハ28」が27日、定期運行を終了した。車両は1964年製で、傷みが激しくなっていた。旧国鉄時代の主力で同系列の国内最後の現役車両とあって、駅や沿線には大勢の鉄道ファンが訪れてラストランを惜しんだ。

経営難のいすみ鉄道が鉄道ファンに人気のキハ28に目を付け、JR西日本から譲渡を受け、2013年から週末に観光列車として運行していた。近年は同系で国内唯一の営業車両となって全国からファンが訪れ、里山の風景と外房の海鮮料理を味わえるレストラン列車としても人気だった。来年2月に迫った車検にあたる「全般検査」を通すには「運賃収入の年間売り上げを超える金額が必要」(同鉄道)として廃車を決めた。

車両は今後、同鉄道の駅構内で保存公開し、3Dデータ化してインターネット上の仮想空間にもよみがえらせる計画で、資金をクラウドファンディングで募っている。

最後の運行のため大多喜駅のホームに入るキハ28=千葉県大多喜町で2022年11月27日午前11時8分

東京・品川区長選再選挙が告示 再び6人立候補 12月4日投開票

東京都品川区長選の再選挙が27日に告示され、1回目の選挙(10月2日投開票)と同数の6人が立候補した。首長選の再選挙は全国7例目。1回目同様に混戦となり票が割れれば、初の「再々選挙」となる可能性もある。投開票は12月4日。

再選挙は1回目の選挙で当選ラインとなる法定得票数(有効投票総数の4分の1)に達する候補がいなかったため、公職選挙法に基づき実施される。立候補したのはいずれも無所属新人で、建設会社社長の石田秀男氏(63)=自民推薦▽元大学教授の村川浩一氏(75)=共産推薦▽元都議の森沢恭子氏(44)▽元区議の西本貴子氏(62)▽元区議の石田慎吾氏(43)=国民民主推薦▽元銀行員の山本康行氏(46)。

全国で新たに9万8476人感染 前週から2万人増 新型コロナ

厚生労働省は27日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに9万8476人確認されたと発表した。1週間前の日曜日から約2万700人増加した。

主な都道府県別の新規感染者数は、北海道5954▽東京都1万346人▽神奈川県6684人▽愛知県6316人▽大阪府4465人--など。

【1年前の今日の出来事】 2021年11月27日