2021年12月1日

愛子さま20歳の誕生日 皇居で宮内庁長官らが祝福
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは、20歳の誕生日を迎えた1日、皇居・御所で、西村泰彦・宮内庁長官や側近職員らから祝福を受けられた。側近によると、愛子さまは感謝の気持ちと、成年皇族としての決意を述べたという。愛子さまは学習院大在学中のため、皇居・宮殿などでの主な成年行事は授業のない5日の日曜日に行われる。

オミクロン株、国内2例目の感染者 同乗者114人が濃厚接触者に
厚生労働省は1日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の国内2例目の感染者が確認されたと発表した。ペルーに滞在歴のある20代の男性で、国内で初めて感染が確認されたナミビアから入国した男性の濃厚接触者ではない。到着時は無症状で、検疫所が用意した施設に移動後、発熱と喉の痛みの症状が出た。現在は入院している。米ファイザー製のワクチンを2回接種済みだった。

韓国、過去最多の1日5千人超が感染 ソウルの病床不足が深刻に
韓国で新型コロナウイルスの1日あたりの新たな感染者数が5123人となり、過去最多を記録した。韓国政府が1日午前に発表した。韓国ではワクチン接種率が70%を超え、1カ月前に「ウィズコロナ」と称して行動規制を大幅に緩和していた。重症者も増えており、病床不足も懸念されている。

韓国でオミクロン株を初確認 ナイジェリアを訪問の夫婦
韓国の大手紙「中央日報」は1日夜、国内で初めて新型コロナウイルスの新しい変異株「オミクロン株」の感染例が確認されたと報じた。感染者は、11月14日から23日までナイジェリアを訪問した後に帰国した仁川市在住の40代の夫婦。25日にいったん感染が確定した後、オミクロン株への感染が疑われたため、再検査を受けていた。

オミクロン株 23の国と地域で感染確認(1日午後10時半)

日大・田中理事長の辞任を了承 脱税事件で逮捕、批判強まる
日本大学理事長の田中英寿容疑者(74)が所得税法違反の疑いで逮捕された事件で、田中理事長が辞任の意向を大学側に伝え、1日の臨時理事会で了承された。田中理事長は脱税容疑を否認しているが、逮捕を受けて辞職は不可避と判断したとみられる。

田中理事長は、医療法人「錦秀会」(大阪市)の前理事長・籔本雅巳(61)、日大元理事・井ノ口忠男(64)の両被告=いずれも背任罪で起訴=らから2018年と20年に受け取った計約1億2千万円のリベート収入などを税務申告せず、約5300万円を脱税したとして、11月29日に逮捕された。

中村吉右衛門さん死去 二代目の重責、芸に昇華
時代物から世話物までを自在に演じる歌舞伎界屈指の立ち役俳優で文化功労者、人間国宝、日本芸術院会員の中村吉右衛門さんが11月28日、死去した。77歳だった。初代松本白鸚の次男に生まれたが、母方の祖父である明治から昭和にかけての名優、初代吉右衛門に男児がいないため、跡取りとなることが定められ、幼くして養子となった。名字は藤間から波野に変わり、初代の没後、名前も祖父と同じ辰次郎に改められる。