2023年1月21日 今日の出来事

東京・狛江の強盗殺人 前日に防犯カメラに白のレンタカー、下見か

東京都狛江市駒井町の住宅で住人の大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、容疑者が乗っているとみられる白色のレンタカーが現場から東方向に走り去る様子が付近の防犯カメラに映っていたことが、捜査関係者への取材で判明した。同じレンタカーが事件前日に同市内を走行しているのも確認されており、警視庁調布署捜査本部は下見をして計画的に犯行に及んだ可能性があるとみて調べている。

捜査関係者によると、このレンタカーは事件前日の18日に狛江市内を走行していたほか、事件直後の19日午後には大塩さん宅の前の道から東京都世田谷区の二子玉川方面に向かう様子が、近くの建設会社に設置された防犯カメラに映っていた。

大塩衣与さんの遺体が見つかった住宅=東京都狛江市

関東で相次ぐ強盗、3県現場に似た足跡 同一グループ関与か

関東地方で今月相次いでいる住宅などを狙った強盗傷害事件で、茨城、栃木、埼玉の3県で起きた計4件の事件現場に、類似した複数の足跡が残っていたことが捜査関係者への取材で判明した。茨城県警などは、同一グループの関与も視野に捜査を進めている。

栃木県足利市の住宅では10日、50代男性が現金300万円などを強奪されて負傷した。さいたま市西区では12日、80代女性が現金などを奪われ軽傷を負った。茨城県内でも14日未明から早朝にかけ、龍ケ崎市とつくば市の民家でいずれも高齢の夫婦が襲われて負傷。それぞれ現金約2万5000円、現金約80万円などを奪われた。

捜査関係者によると、襲撃に関与したグループはいずれも2~3人とみられ、住民の手足を粘着テープで縛るなどの手口が似通っていた。足跡に加え、茨城と埼玉の事件では、逃走した車の特徴も類似していたという。

北海道内で暴風雪 JR北、99本運休 24日以降も再び要警戒

北海道内は21日、急速に発達した低気圧の影響で日本海側を中心に暴風雪に見舞われた。JR北海道は快速エアポート22本を含む列車99本(午後5時時点)を運休した。

札幌管区気象台によると、渡島、檜山、後志地方には21日早朝まで暴風雪警報が出され、最大瞬間風速は、奥尻町で28.9メートル▽せたな町で27.2メートル▽寿都町で25.1メートル――を記録した。21日午前7時までの48時間降雪量は、白老町で1月の観測史上最多の32センチを記録。同日午後5時までの24時間降雪量は札幌市南区で30センチとなった。

22日以降も日本海側を中心に断続的に雪が降りやすい状態が続き、24日以降は再び暴風雪となる可能性もあるという。

南房総で早咲きの桜が開花 千葉

温暖な気候で花の産地として知られる千葉県南房総市の景勝地で早咲きの桜が開花している。

南房総市和田町にある「抱湖園」では「元朝桜」と呼ばれる寒桜がおよそ60本植えられていて、いま七分咲きになっている。今年に入って晴れの日が多かったことから例年より1週間ほど早く開花したということだ。

訪れた人たちは桜並木の下をゆっくりと歩きながら一足早い春を楽しんでいる。千葉県鎌ケ谷市から夫婦で訪れた70代の女性は「海と一緒に桜を見られるのが素敵だと思いました。いい天気に恵まれて幸せな気分になりました」と話していた。

南房総で早咲きの桜が開花

全国で新たに7万8954人感染 死者は398人 新型コロナ

厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で7万8954人確認されたと発表した。前週の土曜日より約5万3000人減った。死者は398人だった。

主な都道府県の新規感染者数は、北海道1867人▽東京都6607人▽愛知県5291人▽大阪府5484人▽福岡県3763人――など。

東京で新たに6607人感染 新型コロナ、死者33人

東京都は21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに6607人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は7705.4人で、前週比は65%。33人の死亡も報告された。

中国、制限なし春節スタート 旅客倍増、感染拡大警戒

中国は21日、春節(旧正月)の大型連休に入った。新型コロナウイルスを徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策の終了後、初めて。行動制限のない春節連休は4年ぶりだ。帰省などで国内を移動する旅客数は昨年から倍増する見通し。連休は27日までで、習近平指導部は都市部から帰省先の地方へ感染が拡大することを警戒。特に医療体制が弱い農村で万全なウイルス対策を指示している。

日本政府は、爆発的に感染が拡大した中国からの入国者について水際対策を強化。中国も日本への団体旅行を解禁しておらず、同国からのインバウンド(訪日客)は大幅に増加しないとみられる。

ドイツ製戦車「レオパルト」の供与決まらず…ウクライナ支援巡り米英と違い鮮明

ロシアの侵略を受けるウクライナへの軍事支援を巡り、約50か国の国防相らが参加してドイツで開かれた20日の国際会合で、ウクライナが求める独製戦車「レオパルト」の供与を巡っては結論が出なかった。ドイツと米英などの立場の違いが鮮明になった。

ウクライナは冬の間に軍の装備向上を図り、雪解けが進む春以降の大規模攻撃に踏み切りたい構えだ。戦車を操作する訓練に数か月かかる見込みで、できる限り早期の供与を求めている。

主宰した米国のオースティン国防長官は会合後の記者会見で「我々が重視しているのは、ウクライナの成功に必要な能力確保だ。(戦闘激化が予想される)春までの間にそう長い時間はない」と述べ、早期の独製戦車の供与実現に強い意欲を示した。

ツイッター、従業員1300人に マスク氏買収前の5分の1…米報道

米CNBCテレビは20日、米ツイッターで実際に働いている従業員数が約1300人に減ったと報じた。米実業家イーロン・マスク氏による買収前は約7500人だったが、5分の1以下にまで激減したことになる。IT技術者数も550人を割り込み、サービス維持への懸念が指摘されている。

報道によると、残っている約1300人とは別に、約1400人は給与が支払われてるものの、働いていない。多くが、マスク氏が迫った長時間労働を拒否しており、今後退職する公算が大きいという。

米ツイッター社員、5分の1以下に 7500人→1300人

【1年前の今日の出来事】 2022年1月21日