京都・祇園祭で3年ぶりの山鉾巡行…196年ぶりに復帰の「鷹山」など11基登場
祇園祭・後祭(あとまつり)の山鉾巡行が24日、京都市中心部で3年ぶりに開催された。江戸時代後期まで参加していた山鉾の一つ「鷹山」が、大屋根を載せた曳山を再建して196年ぶりに巡行に復帰し、計11基となった山鉾が快晴の都大路を進んだ。
新型コロナウイルスの影響で過去2年間は中止となった。今年は23基が登場した17日開催の前祭(さきまつり)巡行と併せて、参加者や観客らに感染対策を呼びかけて実施した。
ロシア、黒海のオデッサ港攻撃 穀物輸出再開合意の翌日
ウクライナ軍は23日、黒海に面した南部オデッサの商業港がロシア軍のミサイル攻撃を受けたと発表した。両国はロシアの黒海封鎖でウクライナ産穀物の輸出が滞っている問題で、22日に輸出再開に向けた合意文書に署名したばかりだった。
ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、オデッサ港への攻撃を受け「ロシアは何を約束しようとも履行しない方法を見つける」と批判した。国連のグテレス事務総長は「明確に非難する」との声明を報道官を通じて発表し、穀物輸出再開の合意を履行するように改めて訴えた。トルコのアカル国防相は、攻撃についてロシアから「全く関与していない」と説明を受けたと発表した。
22日の合意では、黒海沿岸のウクライナの港から穀物などを運ぶ船が通航する「回廊」を設置し、貨物船や港に攻撃を加えないとした。トルコと国連が合意を仲介し、アフリカ連合(AU)などが早速、歓迎を表明した。ゼレンスキー氏は22日夜、約100億ドル(約1兆3600億円)相当の穀物を輸出できると述べていた。
WHO、サル痘で緊急事態宣言 感染抑制へ協調対応促す
欧米などを中心に報告が相次ぐ「サル痘」についてWHO=世界保健機関は、日本時間の7月23日夜に記者会見し、感染の拡大が続いているとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。WHOは現在、新型コロナウイルスとポリオの感染拡大について緊急事態の宣言を継続していて「サル痘」は3つ目となる。
サル痘は今年に入って75カ国以上で1万6000人を超える感染者が確認され、アフリカでは5人が死亡している。
サル痘、政府が対応協議へ 山際氏
山際大志郎経済再生担当相は24日、欧米を中心に感染拡大が続いているウイルス感染症「サル痘」について世界保健機関(WHO)が「緊急事態」を宣言したことに関連し、週明けにも政府で会議を開いて対応を協議する考えを明らかにした。
東京の新規感染者2万8112人 前週より1万人増 75%が40代以下
東京都は24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2万8112人確認されたと発表した。前週の日曜日(1万7790人)より1万人強増えた。40代以下が全体の約75%を占めた。都の基準による重症者は前日と同じ14人、死者は新たに2人確認された。
感染者の年代別の内訳は、10歳未満2599人▽10代3386人▽20代5702人▽30代4820人▽40代4548人▽50代3578人▽60代1641人▽70代1033人▽80代604人▽90代188人▽100歳以上11人――。
【1年前の今日の出来事】 2021年7月24日