2020年11月18日

ASEAN首脳会議、南シナ海問題で 複数の首脳から懸念
東南アジア諸国連合(ASEAN)10か国による首脳会議は、今月12日にオンライン形式で開かれ、18日、議長国のベトナムは会議の成果をまとめた議長声明を発表した。中国とASEANの加盟国などが領有権を争う南シナ海の問題をめぐり、「複数の首脳から懸念が示された」とした上で、平和的な解決を呼びかけた。

米英など5か国外相が声明 香港の議員資格剥奪に「強い懸念」
米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国外相は18日、香港立法会(議会)の民主派議員4人の議員資格剥奪の引き金となった中国による新たな基準決定を「強く懸念する」との共同声明を発表した。「香港の高度な自治と権利、自由をさらに損なうものだ」と批判。香港に高度の自治を約束した1984年の中英共同宣言に「明らかに違反している」と強調した。

インドネシアで新工業団地の建設始まる 日系企業に期待の声
東南アジア最大の経済規模を持つインドネシアで新しい工業団地の建設が始まり、日系企業をはじめ外国から企業を誘致することで、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ経済の回復につなげられるか注目されている。新しい工業団地の起工式は、18日首都ジャカルタのホテルで日本大使館の関係者も出席して行われた。

コロナワクチン「有効性95%」 米ファイザー最終結果を発表
米製薬大手ファイザーは18日、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、発症を防ぐ有効性が95%だったとする臨床試験の最終結果を発表した。安全性にも深刻な懸念はみられなかったとし、数日中に米食品医薬品局(FDA)へ緊急使用許可を申請する。