今日の出来事(2022年7月19日) 羽生引退、プロ転向へ 五輪連覇、国民栄誉賞も―フィギュアスケート

羽生引退、プロ転向へ 五輪連覇、国民栄誉賞も―フィギュアスケート

フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌と五輪連覇を遂げ、世界選手権も2度制した羽生結弦(27)=ANA=が19日、現役引退を表明した。東京都内で開いた記者会見で「プロのアスリートとしてスケートを続けていくことを決意した。これから競技会に出るつもりはない」と述べた。

平昌五輪での連覇は男子66年ぶりの快挙で、18年7月には個人最年少で国民栄誉賞を受賞した。今年2月の北京五輪はショートプログラム(SP)8位と出遅れ、フリーで前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に五輪史上初めて挑んだが回転不足で転倒。合計4位に終わり、94年ぶりの3連覇を逃した。

はね返した逆境 震災、度重なるけが―フィギュア羽生

九州・近畿で大雨 山口、福岡などで「線状降水帯」 土砂災害も警戒

前線と低気圧の影響で、九州や近畿などは19日、大雨に見舞われた。気象庁によると、18日深夜から19日未明にかけて、山口、福岡、佐賀、大分の各県の一部地域で局地的な雨をもたらす「線状降水帯」が発生した。19日昼ごろには京都府と滋賀県で「記録的短時間大雨情報」が発表された。気象庁は九州南部について、20日にかけて土砂災害に警戒するよう呼び掛けている。

記録的短時間大雨情報は、数年に1度程度の猛烈な雨が短時間に降った際に出される。気象庁によると、1時間当たりの降水量は京都市中京区で88.0ミリ、大分県宇佐市で70.0ミリと、いずれも観測史上1位を更新。滋賀県近江八幡市では60.0ミリを記録し、7月の観測史上1位を更新した。

京都の鴨川が大幅増水、激しい濁流に 四条大橋では河川敷封鎖
19日未明から京都府に降った大雨の影響で、京都市内を流れる鴨川も大幅に増水し、濁った水が激しい音を立てながら流れている。気象庁によると、京都市中京区では午前11時24分までの1時間に観測史上1位となる88ミリの時間雨量を記録した。

増水し、河川敷まで水が迫った鴨川(19日午後1時、四条大橋より北を望む)

気象庁、8~10月予報  ラニーニャの影響で残暑が厳しくなる可能性

気象庁は19日、8~10月の3カ月予報を発表した。ラニーニャ現象の影響で、気温は東日本と西日本、沖縄・奄美で高く、北日本は平年並みか高い見込み。残暑が厳しくなる可能性がある。

▽8月 北日本の天気は数日の周期で変わる。東日本と西日本、沖縄・奄美は晴れの日が多い。

▽9月 北日本、東日本、西日本日本海側の天気は数日の周期で変わる。西日本太平洋側と沖縄・奄美は晴れの日が多い。

▽10月 全国的に天気は数日の周期で変わる。西日本日本海側は晴れの日が多い。東・西日本太平洋側と沖縄・奄美は気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない。

「反共」で岸元首相らと接点 旧統一教会の元最高幹部が会見―韓国

安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件に関連し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元最高幹部が19日、ソウルで記者会見した。1960年代以降、共産主義勢力の拡大に反対する立場から、創立者の文鮮明氏と、安倍氏の祖父である岸信介元首相や父の安倍晋太郎元外相が近い関係になったと説明した。

会見したのは、かつて教団ナンバー2とされる世界会長を務め、2012年の文氏の死去後に教団とたもとを分かった郭錠煥氏。郭氏は、文氏と岸氏らは「利権や宗教的な関係は全くない」と強調した。

郭氏は「(安倍氏殺害の)動機が統一教会への恨みだったと聞き大きな衝撃を受けた。(私も)責任がないと思わない。心からおわびする」と表明した。ただ、多額の献金が問題となっていることに関しては「日本の献金が文氏の活動を支えた」と述べつつ「献金がいくらなのかは担当者でなかったので分からない」と具体的な言及を避けた。

【お家事情】

郭錠煥氏の娘は教祖の文鮮明氏と韓鶴子夫人の三男(顕進)と結婚している。

文鮮明氏には韓鶴子夫人との間には14人子どもがいたが、長男(孝進)は死亡、次男(興進)も事故死し、三男が実質的に統一教会の後継者とされていた。

文顕進氏は、コロンビア大学を卒業しハーバード大学でMBAを取得。その後「統一神学校」で神学博士をとり2000年には「世界原理研究会」の会長に就任。

文鮮明氏が2012年に92歳でなくなると、お家騒動が起きて分裂。

四男(國進)七男(亨進)が力を合わせて三男を追い出そうとしたが、結果的には文鮮明氏の妻で母親の韓鶴子氏が統一教会の後継者となり、四男と七男も追い出した。

韓鶴子氏:「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)総裁
七男+四男:「サンクチュアリ協会」
三男:郭グループ

山口公明代表「コメント控える」 政治と宗教の関係で 安倍氏銃撃

公明党の山口那津男代表は19日、安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件をめぐり、政治と宗教の適切な関係性を問われ、「捜査が進展中なのでコメントは控えたい。状況をしっかり見極めたい」と述べた。同党は宗教法人の創価学会を支持母体としている。

国内感染6万6745人 東京8日連続1万人超―新型コロナ

国内では19日、新たに6万6745人の新型コロナウイルス感染が確認された。前日が祝日だったこともあり、1日当たりの新規感染者は前週の火曜日と比べ約9200人減った。重症者は前日比11人増の155人、死者は28人だった。

東京で新たに1万1018人の感染確認 新型コロナ
東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万1018人確認されたと発表した。前週火曜日(1万1511人)を約500人下回った。新たな死者は確認されなかった。

【1年前の今日の出来事】 2021年7月19日