今日の出来事(2022年6月6日) 関東甲信が梅雨入り 昨年より8日早く 九州はまだ

関東甲信が梅雨入り 昨年より8日早く 九州はまだ

関東甲信地方で梅雨入り

気象庁は6日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より1日、昨年より8日早い。通常は西から順に梅雨入りするが、今年はまだ九州南部すら梅雨入りしていない。関東甲信が九州南部より先に梅雨入りするのは、関東甲信が6月10日、九州南部が同11日だった2005年以来17年ぶりだ。

気象庁によると、6日の関東甲信は前線や低気圧の影響で雨が降っている。前線は南下するものの、日本の東の海上にある高気圧から湿った空気が流れ込むため、今後1週間も雨や曇りが多くなる見通し。

「りゅうぐう」の砂からアミノ酸 生命のもと、地球外で初確認―はやぶさ2が採取・JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取し、地球に持ち帰った砂から、生命を形作るたんぱく質の材料となるアミノ酸が20種類以上見つかったことが6日、関係者への取材で分かった。これまで、地球に落ちてきた隕石からの検出例はあるが、地球外から直接持ち帰った試料から見つかったのは初めて。

小惑星リュウグウで試料採取する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」のイメージ

ラムサール条約の湿地自治体、新潟市と出水市を認証 国内初

環境省は6日、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約の「湿地自治体認証制度」で、新潟市と鹿児島県出水市の認証が決まったと発表した。国内で認証を受けるのは初めて。11月下旬に中国で開かれる締約国会議で認証式が行われる予定。有効期間は認証から6年間の更新制となっている。

認証制度は、同条約に登録された湿地のある自治体などが対象。湿地の保全・再生、管理への地域関係者の参加、環境教育、水質などの国際基準を満たすことが条件となっている。これまでに7カ国18都市が認証を受けている。

新潟市はコハクチョウやマガン、出水市はツルが越冬する。今回の認証により、自治体のブランド化やさらなる保全の推進が期待される。同省担当者は「評価されたことは喜ばしい。今後も湿地や水鳥の保全の取り組みが進み、全国的に認証自治体が増えていけば」と話している。

鹿児島・出水市がラムサール条約の湿地自治体に

大阪IR住民投票請求、市民団体が20万筆署名提出 知事は実施否定

カジノを含む統合型リゾート(IR)の大阪府・市による誘致に関し、賛否を問う住民投票の実施を求める市民団体は6日、署名を府内各地の選挙管理委員会に提出した。署名数は20万8552筆で、住民投票条例の制定を直接請求するために必要な法定数(約14万6000筆)を上回ったとしている。

今後、署名者が有権者登録する各選管が有効な署名を確認し、その数が法定数を上回れば知事に住民投票条例の制定を要求できる。知事は府議会に条例案を提出しなければならず、可決されれば住民投票が実現する。ただし、府議会では誘致に賛成する大阪維新の会が過半数を占め、同会代表の吉村洋文知事はこの日、「今の時点で住民投票をする必要はない」と話した。

国内新規感染、1万人下回る 1月11日以来―新型コロナ

6日に確認された国内の新たな新型コロナウイルス感染者は、9106人だった。1日の新規感染者が1万人を下回るのは1月11日以来。重症者は前日比2人減の75人、死者は24人だった。

国内感染者は、変異株「オミクロン株」の流行に伴い今年に入り急増。2月上旬には1日10万人を超え、ピークを迎えた。その後、増加ペースは鈍化し、5日までの直近1週間の新規感染者は13万294人と、前週と比べ6万人超減少していた。

東京で新たに1013人感染 前週より331人下回る 新型コロナ
東京都は6日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1013人確認されたと発表した。前週の月曜日(1344人)を331人下回った。新たな死者は確認されなかった。

サル痘、世界で780件確認 「ウイルス拡大の恐れも」―WHO

世界保健機関(WHO)は5日、天然痘に似た症状の感染症「サル痘」について、世界で計780件の感染が確認されたことを明らかにした。サル痘が地域特有の病気になっていない27カ国から、5月13日~6月2日までの間に報告されたものが対象。

WHOによれば、英国(207件)が最多で、スペイン(156件)、ポルトガル(138件)、カナダ(58件)、ドイツ(57件)と続く。北米や欧州が中心だが、他にアルゼンチンやモロッコ、アラブ首長国連邦(UAE)などからも少数の報告があった。

これら27カ国では死者が確認されていないが、サル痘が地域特有の病気になっているカメルーンや中央アフリカなどアフリカ諸国では死者が継続的に報告され、今年に入って計66人が死亡している。WHOは先週、サル痘に関する会議を開催、専門家500人以上が参加した。

【1年前の今日の出来事】 2021年6月6日