2022年3月19日 今日の出来事

【ロシア宇宙飛行士 黄と青の飛行服】

黄と青の飛行服、意図は? ロシア宇宙飛行士

国際宇宙ステーションで歓迎されるロシアの宇宙飛行士ら=18日

18日に打ち上げられたソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に到着したロシア人宇宙飛行士3人が、ウクライナ国旗に使われる黄色と青色の飛行服を着用していたと米メディアが伝えた。ロシアの飛行士がISSに到着したのはウクライナ侵攻後、初めて。黄と青の選択は意図的だったのではないかとの臆測も出ている。

「ひまわり」上映広がる ウクライナで撮影の名作「反戦訴える力」

映画「ひまわり」
映画「ひまわり」(1970年)

ロシアによる侵攻が続くウクライナでかつて撮影された映画「ひまわり」(1970年)の「50周年HDレストア版」を上映する動きが全国各地に広まっている。戦争によって離れ離れになった夫婦の悲しく切ない愛を描いた、映画史に残る名作だ。

「50周年HDレストア版」は2020年に最新のデジタル技術で映像や音を修復されたもの。ロシアのウクライナ侵攻が始まった後、全国のミニシアターなどで上映会が次々と企画され、収益の一部をウクライナの人道支援のために寄付するなどの動きもある。

【バイデン米大統領と中国の習近平国家主席、オンライン会談】

対露支援なら「より広い世界に影響」 米、中国に警告 首脳会談

中国の習近平国家主席とオンライン形式で会談するバイデン米大統領=米東部ワシントンで2022年3月18日

バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は18日、オンライン形式で約1時間50分にわたり会談した。バイデン氏は、ウクライナに侵攻するロシアに中国が物資を支援した場合の「結果と影響」について述べ、対抗措置を示唆した。一方の習氏は対露制裁に反対し、ロシア寄りの姿勢を崩さなかった

米政府高官によると、バイデン氏は今回の侵攻が米中関係や国際秩序に与える影響について説明し「外交解決の支持」を表明した。また、プーチン露大統領の「誤算」についても触れ、米欧やインド太平洋地域の諸国が対露圧力で結束していることを強調した。バイデン政権は「米国がウクライナで生物・化学兵器を開発している」との偽情報がロシアによって流され、これに中国が同調しているとして警戒を強めている。バイデン氏はこの点についても習氏に懸念を表明したという。

一方で中国外務省によると、習氏はウクライナ危機について「見たくないものだ」と表現。「(米中は)国連安全保障理事会の常任理事国として、中米関係を正しい軌道に沿って発展させるだけでなく、国際的責任を果たし、世界の平和と安寧のために努力しなければならない」と訴えた。米欧主導の経済制裁については「全方位、無差別の制裁が実施されれば、苦しむのは庶民だ」と改めて反対。中国はロシア批判を控えており、今回の協議でも配慮を示した形だ。

【円相場 一時1ドル=119円40銭】

NY円、一時119円40銭 6年1カ月ぶり円安水準
18日のニューヨーク外国為替市場の円相場は円がドルに対して下落し、一時1ドル=119円40銭と、2016年2月以来、約6年1カ月ぶりの円安ドル高水準をつけた。日銀が大規模な金融緩和の継続を決めたことで日米の金融政策を巡る方向性の違いが意識され、円売りドル買いが広がった。午後5時現在は、前日比54銭円安ドル高の1ドル=119円09~19銭をつけた。ユーロは1ユーロ=1.1045~55ドル、131円62~72銭。

「熊本県産アサリ」79%→ゼロに 偽装発覚後初の調査 中国産、一気に74%
農林水産省は18日、熊本県産アサリの産地偽装問題の発覚後に全国の小売店を調査した結果、熊本県産の販売が確認されなかったと発表した。一方、店頭で販売されるアサリの7割超が中国産だった。熊本県産に偽装されていたアサリの表示が、従来の原産地に切り替わったとみられる。

農水省は2021年10月から12月末にかけ、全国の広域小売店1005店舗を初めて調査。熊本県産と表示されるアサリの97%に外国産が混入している疑いがあるとの結果を今年2月1日に公表した。これを受け、熊本県は2月8日から県産アサリの出荷を停止。農水省は2月16日から22日にかけ、同じ店舗を調べた。

全国で新たに4万4711人の感染確認 前週から1万人以上減
新型コロナウイルスの感染者は19日、全国で新たに4万4711人確認された。前週の土曜から1万人以上減った。重症者は前日から8人減って983人。新たに確認された死者は104人だった。東京都では7444人の感染が確認され、前週の土曜(9164人)を約1700人下回った。

【1年前の今日の出来事】 2021年3月19日