【世界各地で反戦デモ 「プーチンを止めろ」】
「プーチンを止めろ、戦争を止めろ」 欧州各地で反戦デモ続く
ロシアのウクライナ侵攻から10日目となった5日、前週末に続いて欧州各地で反戦デモが行われた。パリでは、1万6000人(警察発表)が参加し、「戦争をやめろ」と書かれたプラカードを掲げるなどして、ロシアの侵攻に抗議した。
英BBCによると、ロンドン中心部のトラファルガー広場には数百人が集まった。ウクライナ国歌の斉唱と犠牲者への祈りから抗議デモが始まり、駐英ローマ教皇庁の大司教は「今日、私たちは皆、ウクライナ人である」と述べた。参加者は「ウクライナの最後の兵士が倒れた時、プーチンはあなた方のところにやってくる」との巨大な横断幕を掲げて、ウクライナとの連帯を訴えた。
ドイツ北部ハンブルクでも5日、数万人が街頭に立った。参加者は「プーチンを止めろ、戦争を止めろ」「ウクライナを支持する」などの自作のポスターを掲げた。
「ウクライナに平和を、戦争反対」 キエフの姉妹都市・京都で集会
「ウクライナに平和を! 戦争反対!」――。京都市下京区の京都タワー前で6日、ロシアのウクライナ侵攻に抗議する市民集会が開かれた。在日ウクライナ人ら約250人が参加し、ウクライナの首都キエフの姉妹都市・京都市から、平和への願いや戦闘の終結を口々に訴えた。
VISAとマスター、ロシアでのカード決済停止 経済制裁対象以外も
米クレジットカード大手のビザとマスターカードは5日、ロシアでのカード決済業務を停止すると発表した。数日以内にロシアで発行された両社のクレジットカードは世界中で使えなくなり、ロシア以外で発行されたカードもロシアで使用できなくなる。ロシアのウクライナ侵攻に対する欧米諸国の金融制裁を受け、両社は2月28日から経済制裁の対象となったロシアの金融機関のクレジットカード決済を停止していた。今回はロシアに関係するすべての決済を停止する。
ロシア、軍事施設破壊「完了」 人道回廊、実現持ち越し イスラエル首相が訪ロ
ロシアのプーチン大統領は5日、ウクライナでの軍事作戦の主な目的である軍事インフラ破壊は「事実上完了した」と述べ、作戦は予定通りだと強調した。交戦は各地で続き、民間人の退避が5日に実現しなかった東部マリウポリでは同日夜にロシア軍が攻撃を再開。退避のための「人道回廊」設置は6日以降に持ち越された。一方、イスラエルのベネット首相が5日に急きょモスクワを訪問してプーチン氏と会談するなど、停戦を巡る国際的仲介や水面下の協議も続いた。
【北京パラリンピック 金と銅】
“冬の女王”勢い止まらない! 村岡が2日連続金獲得 北京パラアルペンスキースーパー大回転
“冬の女王”の勢いが止まらない。女子スーパー大回転(座位)が行われ、日本選手団主将の村岡桃佳(25=トヨタ自動車)が、前日の女子滑降に続き金メダルを獲得した。これでパラ通算3個目の金となった。競技初日となった5日の滑降で日本勢1号となる金メダルを獲得してから一夜。村岡が、またしても頂点に立ち、日本選手団に勢いをつけた。
アルペン男子の森井大輝が2日連続で銅メダル 通算7個目
北京冬季パラリンピックは6日、アルペンスキー男子スーパー大回転座位が北京北部延慶の国家アルペンセンターであり、6大会連続出場の森井大輝(41)=トヨタ自動車=が銅メダルを獲得した。5日の滑降に続いて今大会2個目の銅で、通算のメダル数は7個(銀4、銅3)となった。
メダル獲得数 日本 金2 銀0 銅2 計4
東京マラソン、キプチョゲが国内最高記録で優勝
東京マラソンは6日、東京都庁前から東京駅前の42.195キロで争われ、男子は東京オリンピック(五輪)金メダリストのエリウド・キプチョゲ(ケニア)が国内のレースで最高となる2時間2分40秒で優勝した。日本勢トップは鈴木健吾(富士通)で、2時間5分28秒で4位だった。女子は一山麻緒(ワコール)が日本勢トップの6位で2時間21分2秒。
【トラベルミステリー作家、西村京太郎さんが死去】
作家の西村京太郎さん死去 91歳、十津川警部シリーズ
トラベルミステリーの第一人者として知られる作家の西村京太郎、本名矢島喜八さんが3日午後5時5分、肝臓がんのため神奈川県湯河原町の病院で死去した。91歳、東京都出身。作家を志して人事院を退職し、1963年「歪んだ朝」でオール読物推理小説新人賞を受賞。78年「寝台特急殺人事件」がベストセラーとなり、列車や旅を題材にしたヒット作を量産した。警視庁の十津川警部が活躍する長寿シリーズは、映像化された作品も多い。著作は400冊以上で、高額納税者の作家部門で常連だった。
「東電、政府信頼できぬ」 処理水の海洋放出、首長6割近く反対姿勢
東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について、朝日新聞が岩手、宮城、福島3県の計42市町村長に尋ねたところ、6割近くが「容認できない」「どちらかというと容認できない」と回答した。国内外の理解が不十分とする首長が最も多かった。福島と隣接する茨城の計9市町村では、反対姿勢を示した首長はいなかった。対象は、津波被害に遭った沿岸部や原発事故で避難指示が出された計42市町村(岩手12市町村、宮城15市町、福島15市町村)と、茨城の沿岸9市町村。アンケート形式で実施し、2月までに全員から回答を得た。
【1年前の今日の出来事】 2021年3月6日