全国で8480人の感染確認 前週土曜日の15倍以上、急拡大続く
新型コロナウイルスの感染者は8日、全国で新たに8480人確認された。前週の土曜日(1月1日、534人)から15倍以上に増えており、急速な感染拡大が続いている。新規感染者が8000人を超えるのは、2021年9月11日(8803人)以来。重症者(8日午前0時現在)は前日より2人減って89人。
まん延防止等重点措置が9日から適用となる沖縄県では1759人の感染が確認された。1日当たりで初めて1000人に達した前日から2日連続で過去最多。在沖縄米軍からも1日当たりの新規感染者数として過去最多の302人が報告され、米軍基地内の感染も歯止めがかかっていない。
東京都の新規感染者数は1224人で、21年9月11日(1276人)以来の1200人台。都の基準で集計した重症者数は1人増え4人だった。沖縄とともにまん延防止措置が適用される広島県は547人で2日連続で最多を更新。山口県は154人だった。このほかに埼玉や神奈川、愛知県はおよそ4カ月ぶりに300人を超えた。大阪府は891人だった。
サンマ水揚げ3年連続最低「国際的な管理必要」 操業停止の例も
3年連続で過去最低を更新したサンマの水揚げ量。2021年の1万8291トンは、ピークとなった1958年の約57.5万トンと比べ約3%に過ぎない。記録的不漁の背景には、数十年間隔で起きる地球規模の海洋変動「レジームシフト」が大きく影響し、資源量が大幅に減少したことがある。10~15度前後の冷たい海水を好むサンマは海水温の上昇などで沿岸に寄らず、日本漁船は遠い公海での操業を強いられている。
カザフ大統領、中ロに謝意 デモ鎮圧、権威主義陣営へ
中央アジア・カザフスタンのトカエフ大統領は7日の国民向け演説で、反政府デモの拡大を受け、同盟国の枠組みで軍部隊を派遣したロシアのプーチン大統領に「特別な感謝」を示した。演説では中国やトルコの首脳らにも謝意を表明。これまで対ロ関係を重視しつつ、資源国として欧米とも一定の関係を保ってきたカザフが、中ロを中心とする権威主義国家の陣営に一段と傾く可能性も出ている。
【1年前の今日の出来事】 2021年1月8日