今日の出来事(2022年7月5日) 台風4号が低気圧に、大雨続く 西・東日本で災害警戒―気象庁

台風4号が低気圧に、大雨続く 西・東日本で災害警戒―気象庁

台風4号は、5日午前6時前に長崎県佐世保市付近に上陸。同9時に温帯低気圧に変わったが、暖かく湿った空気により各地で大雨が降った。

高知県西部では5日未明、雨雲が帯状に連なる「線状降水帯」が発生した。同県四万十町では午前8時50分までの26時間に465.0ミリの雨を観測。同県須崎市と福岡県大牟田市では同日午前、1時間に85.0ミリの猛烈な雨が降った。

一方、大気の状態が不安定になった北海道と東北でも、所によって猛烈な雨が降った。北海道と青森県には5日午後、1時間雨量が90~110ミリとの記録的短時間大雨情報が相次いで出された。同県大鰐町では午後2時50分までの1時間雨量が51.5ミリと、この地点の観測記録を更新した。

6日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、関東甲信180ミリ、東海150ミリ、近畿と東北100ミリ、四国60ミリ、北陸50ミリ。

全国で新たに3万6189人の感染確認 前週より1万7000人増

新型コロナウイルスの感染者は5日、全国で新たに3万6189人確認された。1週間前より約1万7000人多く、火曜日としては6週間ぶりに3万人台となった。死者は20人。重症者は前日より2人少ない60人だった。

東京都の新規感染者5302人、前週から倍増 再拡大ペース加速
東京都は5日、新型コロナウイルスの感染者が新たに5302人確認されたと発表した。1日あたりの新規感染者が5000人を超えたのは4月28日以来約2カ月ぶりで、前週火曜日の2514人から倍増した。感染再拡大のペースが加速しており、都は警戒を強めている。

年代別では20代が1162人で最も多く、30代が963人で続いた。30代以下が全体の6割を占めた。5日時点の週平均の感染者数は約3778人で、前週比174%と大幅に増加した。

6月の熱中症搬送、過去最多 全国で1万5657人、大幅に更新

6月に熱中症で救急搬送された人は、全国で1万5657人に上ったことが5日、分かった。総務省消防庁によると、6月の集計を始めた2010年以降では、これまで最多だった11年の6980人を大幅に上回り、過去最多だった。全国を襲った猛暑の影響とみられる。

このうち搬送後に死亡が確認されたのは17人で、死者数も6月では過去最多だった。7月3日までの1週間の搬送者数は、1万4353人。4551人だった前週の約3.2倍と急増した。

5月の実質賃金マイナス1.8% 2カ月連続減、物価上昇の影響

厚生労働省が5日発表した5月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価上昇を加味した実質賃金は前年同月比1.8%減少し、2カ月連続減となった。基本給や残業代などを合わせた現金給与総額(名目賃金)は同1.0%増で、5カ月連続でプラスだった。

実質賃金の落ち込み幅は前月(1.7%減)を上回り、新型コロナウイルス感染拡大で経済活動の停滞が響いた2020年7月(1.8%減)以来の大きさ。物価高が家計に与える影響が鮮明になってきた。

国の税収67兆379億円、過去最高 法人・所得税伸び2年連続―21年度

財務省が5日発表した2021年度の一般会計決算概要によると、国の税収は67兆378億8500万円と過去最高だった20年度の税収(60兆8216億400万円)を更新した。更新は2年連続。新型コロナウイルス禍からの世界的な景気回復や円安による企業収益の増加で法人税収が伸びた。賃上げなどによる所得環境の改善で所得税収も堅調だった。

21年度税収は当初予算段階で57兆4480億円を想定。景気回復の動向を踏まえ、昨年12月成立の補正予算では63兆8800億円に上方修正していたが、さらに上振れる結果となった。

一般会計税収の推移

世界的食料危機に2億ドル支援、政府決定 ロシア追加制裁も閣議了解

政府は5日の閣議で、ロシアのウクライナ侵攻に伴う世界的な食料危機への対応として約2億ドルの支援を正式決定した。食料不足に直面する中東・アフリカ諸国の生産能力強化や、ウクライナの穀物輸出促進などを支援する。岸田文雄首相が6月27日、ドイツで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)で支援方針を表明していた。

政府はまた、ロシアへの追加制裁措置も閣議了解した。ロシア産の金の輸入禁止やロシアの軍事関連団体への輸出禁止の対象拡大などを実施する。

サマージャンボ発売 1等5億円(24本)と前後賞1億円(48本)

1等と前後賞合わせて7億円が当たる「サマージャンボ宝くじ」の発売が5日、全国で始まった。東京・銀座の「西銀座チャンスセンター」では、同日午前8時半の販売開始前から約120人が列を作った。

今年は1等(5億円)が24本、前後賞(1億円)が48本。1等3000万円の「サマージャンボミニ」も同時に発売が始まった。それぞれ8月5日まで販売され、抽選は同17日に行われる。

「サマージャンボ宝くじ」(第931回全国自治宝くじ)

【1年前の今日の出来事】 2021年7月5日