2022年10月23日 今日の出来事

習近平氏、異例の3期目指導部発足 新「7人」、側近や腹心で固める

中国共産党は23日午前、党大会閉幕日の22日に選出された第20期中央委員会による第1回総会(1中全会)を開き、習近平総書記(69)による異例の3期目指導部が発足した。

最高指導部を構成する政治局常務委員が23日、報道陣の前に姿を現した。入場の順番は、習氏▽李強(り・きょう)(63)▽趙楽際(ちょう・らくさい)(65)▽今月67歳の王滬寧(おう・こねい)▽蔡奇(66)▽丁薛祥(てい・せつしょう)(60)▽今月で66歳の李希(り・き)――の各氏。

新たに常務委入りした李強、蔡、丁の3氏はいずれも習氏の側近。李希氏も習氏に近いとされる。再任された王、趙の2氏も習氏が信頼を寄せているとみられる。

中国共産党 新最高指導部のメンバーが決定 習近平政権3期目スタート

他方、党序列2位の李克強(り・こくきょう)首相(67)と4位の汪洋(おう・よう)人民政治協商会議主席(67)ら4人は最高指導部から抜け落ちた。両氏とも、まだ引退年齢とされてきた68歳に達していないが、習近平総書記が嫌う「団派」と呼ばれる共産主義青年団(共青団)の出身者。

共青団はエリート集団とされ、胡錦濤前国家主席ら多くの指導者・幹部を輩出。党とは異なる独自のネットワークを張り巡らせており、習氏は自身の権力基盤強化のため、影響力排除を進めてきた。

「ロシアがウクライナ男性3000人徴兵」 併合州の議長が証言

ロシアが一方的に併合宣言し、戒厳令を導入したウクライナ南部ザポロジエ州のオレナ・ジュク州議会議長は21日、共同通信のオンラインインタビューに応じ、ウクライナ男性3000人がロシア側によって強制的に徴兵されたと訴えた。また数千人が拉致されたとし、住民が置かれた過酷な状況を証言した。

ジュク氏によると、ザポロジエ州の約7割がロシアに制圧されており、ロシアの実効支配地域からは、母国ウクライナと戦わされるために「約3000人の男性が(ロシア軍に)連れて行かれた」と指摘。ロシア側は子どもや妻を脅迫し、男性が動員に従うことを強制されたと主張した。

ウクライナ「100万人超に電力なし」 ロシア軍がインフラ攻撃

ロシア軍は22日、ウクライナ各地のエネルギー関連施設など十数カ所のインフラをミサイル攻撃し、広範な地域で電力供給が停止した。ロイター通信などが報じた。ロシア軍による攻撃は22日早朝から始まり、首都キーウ(キエフ)でも一部地域で同日夕まで停電が続いた。南部ミコライウでも数時間にわたり停電し、携帯電話がつながらなくなった。

ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官は22日午後、西部フメリニツキーの67万2000人など、全国で100万人以上が電力供給を受けられない状態になったと明かした。

ロシア軍の攻撃により火災が起きたエネルギー施設を消火する消防隊=ウクライナ西部リウネ州で2022年10月22日

一面に漂う秋の香り 300万本のコスモス見ごろ 奈良・藤原宮跡

奈良県橿原市の藤原宮跡でコスモスが見ごろを迎えて、訪れた人たちを楽しませている。

約3万平方メートルの花園には、地元住民らの協力で約300万本のコスモスが植えられている。6種類あり、ピンクや紫の「センセーション」が大半で、貝殻のように花びらが筒状になった「シーシェル」など珍しいものもある。

橿原市世界遺産登録推進課によると、2020年はコロナ下のため植えなかった。今年はこれまでより駐車場を100台分広げており、昨年以上の人が訪れているという。

見ごろの藤原宮跡のコスモスを楽しむ人たち=奈良県橿原市

全国で新たに3万873人感染 前週より1200人増 新型コロナ

厚生労働省は23日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに3万873人確認されたと発表した。前週の日曜日より約1200人増えた。東京都は2805人、大阪府は2146人だった。

【1年前の今日の出来事】 2021年10月23日