2023年7月24日 今日の出来事

作家の森村誠一さん死去 「人間の証明」、90歳

小説「人間の証明」やノンフィクション「悪魔の飽食」などで知られる作家の森村誠一(もりむら・せいいち)さんが24日午前4時37分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。90歳だった。埼玉県出身。

ホテル勤務の傍ら雑誌に発表したサラリーマン生活に関するエッセーが好評を得て、32歳で作家デビューした。1969年、ホテルでの殺人事件を描いた本格ミステリー「高層の死角」で江戸川乱歩賞を受賞し、翌年刊行の「新幹線殺人事件」は60万部のヒット。73年には「腐蝕の構造」で日本推理作家協会賞を受賞した。

76年刊行の「人間の証明」は、殺害された黒人青年が残した詩集と謎の言葉から始まる社会派ミステリーで、東京やニューヨークを舞台に戦後日本の暗部を浮き彫りにした。東北の寒村で起こった大量虐殺事件を巡る陰謀を描いた77年の「野性の証明」と共に映画化され、ブームを起こした。

81年に新聞連載を始めた「悪魔の飽食」シリーズは3部に分けて刊行。中国で細菌兵器の実験などを行ったとされる旧日本軍731部隊の実情を明らかにしたと主張し、社会的な反響を呼んだ。

2004年に日本ミステリー文学大賞、11年に時代小説「悪道」で吉川英治文学賞を受賞。晩年には、老人性うつ病に苦しんだ経験を「老いる意味」などに著し、話題となった。

全国観測点8割で30度以上 25日も熱中症防止を…気象庁

日本列島は24日、太平洋高気圧に覆われて晴れた所が多く、厳しい暑さとなった。気象庁によると、午後6時までに30度以上の真夏日になった所は今夏最多の714地点で、全国観測点の8割近くに上った。群馬県伊勢崎市で37.2度、兵庫県豊岡市と島根県益田市で36.8度、新潟市秋葉区で36.6度など、35度以上の猛暑日になる所も続出した。

今週は高温の日が続く見込み。25日の熱中症警戒アラートは山梨、新潟、石川、兵庫、山口、福岡、長崎、熊本各県と沖縄・奄美地方に発表された。同庁は外出を控え、冷房を使うなどして熱中症を防ぐよう呼び掛けている。

24日の主要都市の最高気温は、仙台31.4度、東京都心(千代田区)35.7度、名古屋34.3度、大阪34.2度、福岡34.7度だった。

ウクライナ、ロシアによる占領地域の半分を既に奪回=米国務長官

ブリンケン米国務長官は23日、CNNテレビのインタビューで、ウクライナが「当初(ロシアに)占領された地域の約50%を既に取り戻した」と語った。

ただブリンケン氏は「まだ反転攻勢は序盤の段階にある」と指摘。残る地域の奪回に向けては、ウクライナは「非常に激しい戦い」に直面しており、すぐに成果が得られることはないだろうとの見通しを示した。

ウクライナはこれまでに南部の幾つかの村と、東部ドネツク州バフムトの周辺地域を取り戻しているが、ロシアの強力な防衛線の大規模な突破は果たしていない。ゼレンスキー大統領は先月、反転攻勢の進展スピードが期待よりも遅いと述べた。

ブリンケン氏は、ウクライナが米国製のF16戦闘機を入手することになるかとの質問に、そうなると信じていると回答。「大事なのは彼らへ実際に届けられた際に、適切な訓練や保守管理を行い、うまく使いこなせるようになることだ」と強調した。

欧州などの11カ国は8月にデンマークで、ウクライナのパイロットに対するF16の操縦訓練を開始する予定で、ルーマニアにも訓練センターが設けられる。

ウクライナ国防相 2024年7月にNATO加盟を目指す

ウクライナのレズニコフ国防相は、CNNとのインタビューで2024年にNATO加盟を目指すことを明らかにした。

「我々はこの戦争に勝ち、勝利はNATOの利益になるだろう。なぜなら、我々は真のNATOの東の盾、欧州の東の盾になったからだ」(ウクライナ・レズニコフ国防相)

レズニコフ国防相はこのように述べたうえで、ウクライナがNATOに加盟するタイミングは、2024年7月のNATO首脳会議を念頭に入れていることを明らかにした。

ウクライナのNATO加盟についてアメリカのバイデン大統領は、ロシアの侵攻が続いている現在、NATO内に一致した見解はないとの見方を示しているが、ウクライナのゼレンスキー大統領は、今月「戦後すぐに招請される」と、強い期待感を表明している。

中国とロシア9隻、日本海で訓練 防衛省が確認、射撃も

防衛省統合幕僚監部は24日、中国とロシア両国の海軍艦艇計9隻が18~23日にかけて、島根県の隠岐諸島から北に約400キロ付近の日本海で、射撃などの訓練に当たったのを確認したと発表した。中国がロシアとともに実施すると明らかにしていた合同演習とみられる。

防衛省によると、9隻の内訳は、中国がミサイル駆逐艦やフリゲート艦、補給艦で5隻、ロシアが駆逐艦やフリゲート艦で4隻。艦艇が陣形を組んで航行したり、艦載ヘリコプターが発着艦したりしたとしている。

海上自衛隊から護衛艦の「ひゅうが」と「ちくま」、P3C哨戒機が出て、監視に当たった。

【1年前の今日の出来事】 2022年7月24日