台湾の蔡英文総統、中国念頭に「両岸関係の一方的変更、全力で阻止」
台湾の蔡英文総統は10日、辛亥革命を記念する双十節(「中華民国」の建国記念日)の祝賀式典で演説した。台湾への圧力を強める中国の習近平指導部を念頭に、「両岸関係については、現状維持が我々の主張であり、一方的な変更を全力で阻止する」と訴えた。
韓国の最大与党「共に民主党」 李在明・京畿道知事を大統領候補に
韓国の進歩系の最大与党「共に民主党」は10日、来年3月に実施される大統領選の公認候補に李在明(イジェミョン)京畿道知事を選出した。保守系の最大野党「国民の力」も大統領選候補を選ぶ予備選を実施中で、尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長と洪準杓(ホンジュンピョ)国会議員を軸とした争いとなっている。
GoTo再開に向け、11社が検証ツアー 実際の再開時期は不透明
昨年末から中断している政府の観光支援策「GoToトラベル」の再開に向けた、観光庁指定の実証実験ツアーが8日から始まった。再開にあたってはワクチン接種の証明書を持つ人などを優遇する方針で、どう書類を確認するかなどのオペレーションを旅行業者に確認してもらう。ただ、感染の再拡大の可能性もあるなかで、実際の再開時期は不透明だ。
実証実験は今のところ、11の旅行会社の38のツアーが対象で、東武トップツアーズが主催する8日出発の団体旅行を皮切りに11月中旬ごろまで実施する。ツアーの参加者や事業者へのアンケートで課題を洗い出し、業界団体でも旅行実施の新しいガイドラインをつくる予定。政府はその後、新型コロナウイルスの感染状況やこれらの取り組みを踏まえつつ、再開の時期を探ることになる。
東京で新たに60人の感染確認 前週から101人減 今年最少
東京都は10日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに60人確認されたと発表した。感染者数が今年最少だった9日の82人をさらに下回り、前週の日曜日(161人)から101人減った。7人が死亡し、都の基準で集計した重症者は前日から1人減って67人となった。
震度5強で脱線の日暮里・舎人ライナー 11日始発から運転再開
東京都交通局は、7日夜に首都圏を襲った最大震度5強の地震で脱線し、運転を見合わせていた都営新交通システム「日暮里・舎人(とねり)ライナー」の運転を11日始発から全線で再開すると発表した。
和歌山水管橋崩落 市全域で断水解消、飲料も可能に 市発表
和歌山市の紀の川に架かる六十谷(むそた)水管橋の一部が崩落し、市北部約6万世帯(約13万8000人)が断水していた問題で、市は10日夜、同日午後4時ごろに全地域で断水が解消したと発表した。また、水質検査の結果、午後8時から飲料水としても使用できるようになったことも明らかにした。
脱走のエミュー、残りの3羽を捕獲 全て戻る いずれも元気
熊本県菊池市の「熊本県菊池エミュー観光牧場」から逃げ出した大型鳥のエミューについて、市と牧場は10日、牧場の外で3羽を発見し、逃げていたエミューすべてを捕獲したことを明らかにした。牧場は閉校した小学校の跡地にあり、エミュー54羽を飼育。うち約20羽が7日早朝に脱走し、牧場スタッフや地元消防団員らが捕獲してきた。
北アルプス・立山連峰の紅葉見ごろ 山肌が赤、黄など色とりどり
北アルプス・立山連峰の紅葉が見ごろを迎え、山肌が赤や黄など色とりどりに染め上がっている。富山、長野両県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」を運営する立山黒部貫光(富山市)によると、今年は一時冷え込んだ後に再び気温が上昇した影響で紅葉前線も一休み。例年よりも長い間、色鮮やかな秋の風情を楽しめそうだ。アルペンルート最高地点の室堂(標高2450メートル)は8月末から色づき始め、弥陀ケ原(1930メートル)付近では黄色いダケカンバやナナカマドの赤色が点々と色づく。ふもとに近い美女平(977メートル)付近では11月中旬ごろまで紅葉狩りが楽しめるという。
千葉・木更津に「ポルシェ通り」 運転体験できる施設開設
独ポルシェの日本法人、ポルシェジャパン(東京)は、千葉県木更津市伊豆島に全長2.1キロのサーキットコースでスポーツカーを試乗体験できる施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」を開設した。また、同施設の正面を通る市道125号線の一部、1キロの愛称を「ポルシェ通り」と命名。同市とポルシェジャパンがネーミングライツ(命名権)契約を結んだ。国内外に多くのファンを持つポルシェの施設やその名を冠する道路により、地域経済の活性化が期待される。ポルシェによると、輸入車ブランドが日本の公道の命名権を取得するのは初めてという。