「団結こそが米国」 バイデン氏が「9・11」20年でメッセージ
バイデン米大統領は10日、2001年9月11日に起きた米同時多発テロから20年を迎えるのに合わせたビデオメッセージを公表した。「分断」が顕著な米国社会を念頭に「9・11が起きた時、本当の意味で国民は団結した。団結こそが、米国を米国たらしめるものだ。それが私にとって9・11が残した重要な教訓だ」と強調した。
バイデン氏は「亡くなった2977人の人々に対して、米国と世界は哀悼の意を表する」と述べ、遺族に対しては「どれだけ時間がたっても、節目の日には痛みがよみがえってくる。20年が経過し、愛する人の記憶があなたの目に涙を浮かべさせるとしても、せめて口元には笑みを運んでくれることを願う」と思いやった。
その上で「9・11の後、至る所で勇敢な行為があった。テロリストを捕らえ、米国に危害を加えようとする者に『見つけ出して代償を払わせる』と知らしめるため、団結し、(国に)奉仕した。それは今後も変わることはない」と述べ、「対テロ戦争」を続けていく考えを示した。
一方で、米国内のイスラム教徒が嫌がらせを受けたことに触れ、「団結を決して壊してはならないと学んだ。団結するためには、国民がお互いに、そして国家に、基本的な敬意と信頼を抱かなければならない」と訴えた。
全国で新たに8808人感染 2日連続で1万人下回る 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染者は11日、全国で新たに8808人確認され、2日連続で1万人を下回った。重症者は前日から68人減って2057人。死者は56人だった。
東京で新たに1273人感染 7日連続で2000人下回る
東京都は11日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに1273人確認されたと発表した。1日あたりの感染者が2000人を下回るのは7日連続で、前週の土曜日(2362人)から1089人減った。17人が死亡し、都の基準で集計した重症者は前日から10人減って233人。