静岡県知事選 現職の川勝平太氏 4回目の当選
20日投票が行われた静岡県知事選挙は、現職の川勝平太氏が自民党が推薦した新人を抑え、4回目の当選を果たした。今回の投票率は52.93%で、前回・4年前より6.49ポイント高くなった。
川勝平太、無所属・現
当選 95万7239票
岩井茂樹、無所属・新
62万4967票
川勝氏は京都府出身の72歳。静岡文化芸術大学の学長などを務めたあと、平成21年の知事選挙で初当選した。選挙戦で川勝氏は3期12年の実績を強調し、新型コロナウイルス対策やリニア中央新幹線の工事に伴う水資源問題などを取り上げ、「危機に直面する中でトップを代えるべきではない」と県政の継続を訴え、与野党双方の支持層に加え無党派層からも幅広く支持を集めました。
菅原一秀前経産相に罰金40万円の略式命令 公職選挙法違反
選挙区内の有権者に現金など計約80万円相当を配ったとして、公職選挙法(寄付の禁止)違反で東京地検特捜部が略式起訴した前経済産業相の菅原一秀元衆院議員(59)に対し、東京簡裁は21日、罰金40万円と公民権停止3年の略式命令を出したと発表した。命令は16日付。
「キャリア官僚」倍率過去最低に 合格者の東大出身割合も
国家公務員「総合職」の今年度の合格者が発表され、倍率が7.8倍で過去最低となったほか、東京大学出身者の割合も14%で、6年連続で過去最低を更新した。女性の合格者は561人で全体の30.6%となり、数、割合ともに2019年度に次いで2番目に多くなった。一方、出身大学別では、最も多かったのは東京大学の256人で、次いで京都大学が115人、北海道大学が80人などとなっている。
デジタル庁は「赤プリ」跡地 家賃は4倍増の月7千万円
9月に発足するデジタル庁のオフィスが複合施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」(東京都千代田区)内の高層ビル内に決まり、準備を進めている内閣官房IT総合戦略室と番号制度推進室が21日、業務を始めた。これまで業務をしていた港区虎ノ門の民間ビルが手狭になるため引っ越した。家賃は月あたり7千万円超で、4倍に増える。「赤プリ」の愛称で知られたグランドプリンスホテル赤坂の跡地に立つ紀尾井タワーの19、20階に入居し、21日から約350人が業務を始めた。デジタル庁発足時には非常勤職員を含めた500人規模となる。オフィスの面積は非開示。ビルは地下鉄永田町駅に直結し、Zホールディングスやヤフーが入居している。家賃にあたる契約額は年間8億8700万円。直近まで約300人が働いていた虎ノ門のビルは同2億2400万円だった。
長良川鵜飼 昨年に続き遅れて開幕 観覧船乗客は定員7割以下に
1300年の歴史を持つ岐阜市の「ぎふ長良川鵜飼」が21日、開幕した。例年は5月11日に始まるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年に続いて開幕が遅れた。10月15日まで。
新500円玉、造幣局で製造開始 出回るのは11月から
11月に発行される新しい500円硬貨の製造が21日、造幣局さいたま支局(さいたま市)で始まった。デザインと仕様の変更は2000年以来21年ぶりで、「3代目」となる。来年3月末までに2億枚が発行される予定だ。2代目の500円玉はニッケル黄銅が使われていたが、3代目では新たに白銅と銅も加え、2色3層の構造。記念ではない通常硬貨で2色の硬貨がつくられるのは初めてだ。縁に刻まれるギザギザの間隔を部分的に変えるなど新たな偽造防止技術を用いている。