作曲家・小林亜星さん死去 88歳 「北の宿から」など
「北の宿から」などの歌謡曲や「この木なんの木」「ガッチャマンの歌」といったCMソングや子供番組の主題歌など数々の音楽を手がけた作詞・作曲家で、「寺内貫太郎一家」など俳優としても知られる小林亜星さんが5月30日、心不全で死去した。88歳だった。
東京出身。慶応大学医学部から経済学部に転部して卒業。作曲家の服部正に師事し、テレビの成長期だった1961年、レナウンのCM「ワンサカ娘」を作詞作曲して注目された。その後、日立製作所「日立の樹(この木なんの木)」やサントリー「人間みな兄弟~夜がくる」など、茶の間で親しまれたCMソングを数え切れないほど作曲した。
小林亜星さんの主な作曲・出演作品
<CM曲>
1961年 レナウン「ワンサカ娘」
67年 サントリー「夜がくる」
71年 明治製菓「明治チェルシーの唄」
73年 日立「日立の樹(この木なんの木)」
<歌謡曲ほか>
1972年 「ピンポンパン体操」
75年 「北の宿から」
<アニメソング>
1966年 「魔法使いサリー」
69年 「ひみつのアッコちゃん」
75年 「まんが日本昔ばなし」
79年 「花の子ルンルン」
80年 「怪物くん」
82年 「あさりちゃん」
<出演ドラマ>
1974年 「寺内貫太郎一家」
2002年 NHK連続テレビ小説「さくら」
ベネット新政権が発足 野党連立、ネタニヤフ首相退陣―12年ぶり交代・イスラエル
イスラエルで13日夜(日本時間14日未明)、極右政党ヤミナ党首のベネット新首相(49)が率いる新たな連立政権が発足した。これまで連続12年、通算で15年にわたって政権の座にあった右派のネタニヤフ首相(71)は退陣し、2009年以来の政権交代が実現した。
汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏の続投の是非をめぐり国論が二分され、19年4月以降、4度にわたって総選挙が行われるなど政局は混乱を極めた。こうした状況は、政権交代でひとまず収拾に向かう。連立政権には極右から左派、アラブ系政党まで8党が参加。パレスチナ問題など主要政策で各党は見解を異にするが、中道野党イェシュアティドのラピド党首(57)の主導の下、「反ネタニヤフ氏」で結束した。最長で任期4年の首相には、23年8月にベネット氏からラピド氏に交代する「輪番制」が採用され、ラピド氏はそれまで外相を務める。
宇宙旅行、31億円で落札 米企業7月に予定
米インターネット通販大手アマゾン・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が創業した米宇宙企業ブルーオリジンは12日、7月20日に予定する同社初の有人宇宙飛行の参加権を巡りオークションを実施、2800万ドル(約31億円)で落札された。初飛行にはベゾス氏も搭乗する。