バイデン氏、46代米大統領に就任 「国民の結束に全霊を注ぐ」
米民主党のジョー・バイデン新大統領(78)が20日、首都ワシントンの連邦議会議事堂前で行われた就任宣誓式で、職務の遂行と合衆国憲法の堅持を宣誓し、第46代大統領に正式に就任した。宣誓後には「米国の結束」をテーマに演説。「人々に団結を呼びかけ、この国を一つにすることに私の全霊を注ぐ」と述べた。
バイデン氏、政策の転換次々 壁建設中止・WHOに復帰
バイデン米大統領は20日、就任初日に17の文書に署名し、トランプ前政権の政策の撤回に動いた。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」への復帰や、世界保健機関(WHO)脱退取り下げなどを指示。新型コロナウイルス対策でも連邦施設でのマスク義務化を決め、スピード感を重視する姿勢を鮮明にした。トランプ前大統領が進めたメキシコ国境の「壁」の建設取りやめや、イスラム圏諸国などからの入国規制の中止も決めた。
河井案里被告 公選法違反罪で有罪判決、高まる失職の可能性
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反に問われた参院議員、河井案里被告(47)に対し、東京地裁は21日、懲役1年4月、執行猶予5年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。高橋康明裁判長は「民主主義の根幹となる選挙の公正さを害した」と述べた。判決が確定すると、案里議員は失職する。