「桜を見る会」前日夕食会、安倍氏周辺が費用負担を認める 補填額は800万円超
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会について、安倍氏周辺の関係者は24日、安倍氏側が例年、費用の一部を補塡していた事実を認めた。少なくとも800万円以上を負担していた可能性がある。
地元・山口県下関市の関係者からは「信じられない」と驚きが漏れる一方、「補塡は一切ないとしていた国会答弁は何だったのか」「安倍氏が知らなかったはずがない」と疑問の声も上がった。
前夜祭に参加した元市議は「安倍さんはあれだけ国会で否定しているので、『知らなかった』で逃げるしかないでしょう」と話した。また、別の元市議は「秘書がやったといっても、安倍さんの責任は避けられない。『秘書がやった』では国民は信用しない」とした。
後援会の元関係者の男性も「安倍さんは緻密な人で、秘書から報告を聞いていなかったとは思えない」と語り、前夜祭に参加した男性は「会費が5000円でも高いと思った内容だったが、安倍さんが補塡の事実を知らずに国会で答弁していたなんていうことはあり得ないだろう」と話した。
GoToトラベル 札幌市と大阪市を対象外、期間は3週間
Go Toトラベルをめぐって、政府は新型コロナウイルスの感染が拡大している札幌市と大阪市を目的地とする旅行を、24日から来月15日までの3週間、割り引きの対象から外すことを決めた。予約のキャンセル料は、利用者に負担が出ないように原則として国が補償する。
日中外相、尖閣めぐり応酬
24日の日中外相会談後に行われた共同記者発表で、茂木敏充外相は沖縄県・尖閣諸島沖の中国公船の活動をめぐり、中国側に自制を求めたのに対し、中国の王毅国務委員兼外相が真っ向から反論する場面があった。