2020年11月25日

菅首相 中国・王毅外相と会談
菅総理大臣は25日夕方、中国の王毅外相と会談し、日中両国の安定した関係は、地域や国際社会にとっても重要で、ともに責任を果たしたいという考えを示す一方、沖縄県の尖閣諸島の周辺海域などの海洋・安全保障の問題などで、中国側の前向きな対応を強く求めた。王毅外相は習主席と李克強首相のメッセージを伝えた上で「ハイレベルの意思疎通と双方の努力を通じて、日中関係全体がよい方向に向かっている。さまざまな分野で、ともに協力していきたい」と応じた。

安倍晋三前首相の「桜を見る会」をめぐる虚偽答弁問題、菅首相は「答弁控える」を連発
国会では25日、衆・参予算委員会の集中審議に菅義偉首相らが出席し、論戦が交わされました。直前に報道で明らかになった安倍晋三前首相の「桜を見る会」をめぐる虚偽答弁問題に焦点が当たった。
菅義偉首相は「捜査機関の活動に関わる」「私自身は事実関係を知る立場にない」として一切の説明を拒んだ。

森友国有地売却問題に関する国会質疑で139回の虚偽答弁
衆院調査局は24日、学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡る国会質疑で、安倍政権下の政府答弁のうち事実と異なる答弁が計139回あったと明らかにした。

雇用調整助成金 特例措置を2月末まで延長
政府は25日、12月末で期限を迎える雇用調整助成金の特例措置について、来年2月末まで日額の上限や助成率を現行水準のまま延長する方針を固めた。企業が従業員に休業手当を支払う際に助成する制度で、日額上限を約8300円から1万5000円に引き上げ、助成率も中小企業で3分の2から最大100%、大企業で2分の1から4分の3まで拡充している。特例の延長は3回目。

中国の習近平氏、「戦争準備」訓練指示
中国の習近平国家主席は25日、中央軍事委軍事訓練会議で演説し、「戦争準備への集中」を訴え、訓練の強化を指示した。「世界一流の軍隊」の実現を目標に掲げる習氏は、先端技術を導入するなどして実戦能力の向上を急ぐよう改めて求めた。

韓国 新型コロナ、1日あたりの感染者500人超
韓国では、25日新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は583人で、前の日よりも200人以上増えた。感染者が500人を超えたのは3月上旬以来。首都圏が全体のおよそ70%を占める。韓国政府は、24日から首都圏の飲食店の営業について、午後9時以降は、持ち帰りかデリバリーに限って認めるなど、規制を強化している。