原発事故で国の責任認める 仙台高裁 2審で初めて
東京電力福島第一原子力発電所の事故をめぐり、福島県で暮らす住民など3600人余りが訴えた集団訴訟で、仙台高等裁判所は「大規模な津波が到来する可能性を事故の前に認識できたのに、国が東京電力に対策を求める権限を行使しなかったのは違法だ」などとして、国と東京電力に総額10億円余りの賠償を命じた。
林検事総長が訓示 「検察の使命、再認識を」
全国の地検の検事正や高検の検事長らが集まる検察長官会同が30日、法務省で開かれ、林真琴検事総長は、2010年9月に発覚した大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件に触れ、「国民の信頼回復に努めてきた。理念に立ち返り、検察の使命・役割を再認識することが大切だ」と訓示した。