科学・技術

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「大隅先生、日本の科学は死んでしまったんですか?」 ノーベル賞学者に聞く、日本の科学の行方

今年もノーベル賞の季節がやってきた。東京工業大学榮譽教授の大隅良典博士は、日本の科学の行く末を憂い続けている科学者の1人だ。日本のアカデミアが抱える課題、そして科学を再興するためにこの先何が必要なのか。大隅博士に話を聞いた。
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ノーベル生理学・医学賞のペーボ博士は沖縄科学技術大学院大にも在籍 ヒトの遺伝子の1~4%はネアンデルタール人に由来

アフリカで誕生したヒトの一部が、8万年前以降にアフリカを離れてユーラシア大陸に広がる前に中東近辺でネアンデルタール人と混血した可能性があるということ、さらに、ヒトの遺伝子の1~4%はネアンデルタール人に由来する可能性があることを明らかにした。
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もし北朝鮮のミサイルが日本の原発に直撃したら…! 専門家が試算した、「約37万人死亡」という「ヤバすぎる被害」

もし原発が武力攻撃を受けた場合、自然災害での損傷と比べても甚大な被害と大混乱が起きます。復旧作業も遅れ、現実的に考えても被害に遭った首都圏の人々が一斉に避難することはできません。避難先も移動手段も確保ができず、疎開も難しい。
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再稼働や新増設は安くない事実、90年代以降は失敗続く 原発をめぐる「無責任の構造」

既存原発の運転にかかる費用は、研究者や技術者で作る原子力市民委員会の試算では、多くの原発で太陽光(事業用、30年)の8.2~11.8円(キロワット時<kWh>あたり)を超える。新型炉はもっと高くつく。
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世界初 小惑星リュウグウ試料から液体の水発見 はやぶさ2 生命と海の起源解明へ

日本の探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの試料が液体の状態の水を含んでいることを、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や東北大などのチームが突き止め、23日付の米科学誌サイエンス電子版で発表した。地球外で採取された試料から、液体の水が発見されたのは世界初。
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全固体電池とは? 種類やメリット・寿命について解説

全固体電池とは、固体だけで構成されている電池を指します。従来の電池は内部に液体の電解質が入っています。電解質に固体を使用することで、リチウムイオン電池以上の大容量/高出力を実現することが可能になります。さらに、電池の内部に液体の部材を使わないため、より安全に電池を使用できます。
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日本の原発は住宅より耐震性が低い…映画「原発をとめた裁判長」で知る原発と再生可能エネルギー

日本の原発は住宅より耐震性が低い…映画「原発をとめた裁判長」で知る原発と再生可能エネルギー(TBSラジオ 2022年9月22日(木) 17:40) 【関連記事】古賀茂明×「原発をとめた裁判長」樋口英明の最終回特別対談! 私たちが「原発を止め...
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プログラミング言語を5種類に分類! それぞれの特徴やできることを解説

プログラミング言語を用いて仕事をするITエンジニアやプログラマーなどは、デジタル化が進む昨今では将来性と需要が高い人気の職業だ。プログラミング言語は一説によれば200から300はあるとされている。本記事では、プログラミング言語を大きく5種類に分類したうえで、それぞれの特徴やできることをわかりやすく紹介していく。
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「雨の日」も発電できる! “世界を変える”かもしれない、夢の次世代型太陽電池、「ペロブスカイト太陽電池」

脱炭素社会を実現するため大きな期待を集める「太陽電池」ですが、従来型の太陽電池は、発電効率が天候に大きく左右され、曇りや雨の日だと発電量が大幅に落ちるという弱点がありました。その弱点を克服しようと、今、世界中が「次世代型太陽電池」の開発に注力しています。
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岸田政権の原発推進方針は「火事場泥棒的」 提言発表の原自連・河合弘之弁護士に聞く

訴訟を経験して痛感するのは、いわゆる「原子力ムラ」は「今だけ、金だけ、自分の会社(組織)だけ」という行動原理。原発を運転するともうかるから、今動かせればいい。運転すると核のごみが発生するのに、その処分先をどうするのかなど長期的な問題には目をつむる。不合理がまかり通っている。
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ノーベル賞学者・大隅良典博士が語る「日本の科学力が低下した」理由…「論文の引用回数がそれほど重要な指標とは思っていない」

実はサイエンスというのは、あらかじめ結果が予想できるものではない。「予想もしない面白い結果が出てきました」というのは、本当は物凄く喜ぶべきことなんです。あらかじめ政府の側で成果が出そうな特定分野に資金を投入して費用対効果を上げようとする「選択と集中」の政策は、そのチャンスを研究者から奪ってしまうことになります。
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結論!デジタル革命の大変革に対応できなかった日本人の末路

日本経済の成長が止まった1990年代に一体何があったのでしょうか。1990年代に発生し、企業の生産性に決定的な影響を及ぼす出来事と言えば、それはパソコンの普及、言い換えればビジネスのIT化以外に考えられません。経済評論家の加谷珪一氏が著書『縮小ニッポンの再興戦略』(マガジンハウス新書)で解説します。
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脱炭素、救世主はアンモニア発電 燃焼時のCO2排出ゼロ、輸送や貯蔵容易 IHIが実用化に挑戦

国内の発電燃料の約3割を占める石炭と混焼できれば、その分、CO2の排出を抑制できる。電力会社にとっても、既存の石炭火力ボイラーを改修するだけでアンモニアを使った発電に導入できる。相生工場では17年から本格的な実証実験に着手。翌年には石炭80%、アンモニア20%の比率で混焼することに成功した。
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サイボーグ・ゴキブリが災害救助の救世主になる なぜロボットではなくサイボーグ昆虫なのか?

サイボーグ昆虫の研究は2000年代以降に活発になったテーマで、今や世界中で研究されています。主に①災害対応、②環境やセキュリティ目的の監視、③犯罪者の追尾などの目的が掲げられています。
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沖縄の「水の汚染」 高濃度の有害物質検出も…調査に地位協定の壁

沖縄県で近年、米軍基地周辺の河川や湧き水から高濃度の有害物質が検出され、問題となっている。生活に直結する「水の汚染」に住民の不安は募るが、原因を突き止めるための基地内の調査は、基地の管理権を米軍に認めた日米地位協定が壁になって実現していない。