科学・技術

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レアアースの脱中国依存へ、南鳥島沖の水深6000m海底から採掘…技術開発に着手

政府は、小笠原諸島・南鳥島沖の水深6000メートルの海底で確認されているレアアース泥の採掘に乗り出す。来年度に採掘法の確立に向けた技術開発に着手し、5年以内の試掘を目指す。
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なぜ科学は「人間の意識」を説明できないのか…「要素還元主義」の限界

人類の文明、数千年の歴史の中で、近代科学の歴史は、わずか数百年にすぎず、現在、我々が「科学」と呼んでいるものは、たしかに素晴らしい成果や業績を挙げてきたが、それでも、まだ、様々な「限界」を持っている。
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アメリカのものづくり企業幹部は「中国・韓国・インド人がほとんど」日本の勢いはなぜ衰えた?

1990年代から、世界は工業化社会から情報化社会に転換しはじめた。1976年創業のアップルは、時価総額が現時点でトヨタの8倍、2004年に創業したばかりのフェイスブックは、トヨタの2倍に達している。日本の低迷の大きな問題が情報化社会への遅れにあることは明々白々である。もはや世界に比較して周回遅れ以上である。
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ノーベル物理学賞「量子もつれ」とは アインシュタインが「不気味」 奇妙な性質がもたらす未来

原子や電子など小さな粒子(量子)は、日常感覚とかけ離れた特殊な性質を持つ。その一例が量子もつれで、2個の粒子が量子もつれの関係にあると、遠く離れていても、一方の物理的状態を測定するだけで他方の粒子の状態も定まる。
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地球温暖化は人間のせい? 科学が示した〝自然変動の幅〟超えた変化

1990年にIPCCの報告書が最初に出た時は、「温暖化しているけど、自然の原因でも説明できなくはないかな」ぐらいでした。それがだんだん「人間活動が主な原因である可能性が高い」「可能性が非常に高い」「可能性が極めて高い」……と変化してきて、今回は「疑う余地がない」になったんです。
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「中国・韓国に抜かれた」と言われて久しいものづくりだが…世界で圧倒的に強い日本の分野

最終ユーザーに直結する製品および情報システム産業では、残念ながら台湾・韓国・中国の後塵を拝するようになってしまったが、世界に占める日本の素材・部材・部品のシェアは現時点でも大きく、一部では60~100%に達している。その品質も格段に評価が高い。
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6Gや7Gで世界はどうなる? 5Gとの違い・新技術・実現する社会について徹底解説

日本では、2020年から5G(第5世代移動通信)の一般利用が開始されました。5Gは4Gと比べて、高速で大容量のデータ処理が可能です。しかし、世の中は早くも6Gの世界へ向けて動き出しています。6Gや、その先の7Gの世界では、私たちの生活はどのように変わるのでしょうか。
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次世代風力発電機開発のチャレナジー、前澤ファンドから総額約12億円の資金調達─羽なし風車で台風もエネルギーに

株式会社チャレナジーは9月22日、株式会社前澤ファンドを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約12億円の資金調達を行ったことを発表した。同社は、世界初となる「垂直軸型マグナス式風力発電機」の実用化に成功したベンチャー企業。
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人類を救う頭脳はこの国にあった…! 人工光合成、培養肉、量子コンピュータ…「世界を変える日本の天才たち」

水素製造には大きく二つの方法があります。再生エネルギーで電気を作り、その電気で水を分解し、水素を作るというもの。もうひとつは、水に光触媒を混ぜ、太陽光が当たると水素ができる人工光合成。
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「大隅先生、日本の科学は死んでしまったんですか?」 ノーベル賞学者に聞く、日本の科学の行方

今年もノーベル賞の季節がやってきた。東京工業大学榮譽教授の大隅良典博士は、日本の科学の行く末を憂い続けている科学者の1人だ。日本のアカデミアが抱える課題、そして科学を再興するためにこの先何が必要なのか。大隅博士に話を聞いた。
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ノーベル生理学・医学賞のペーボ博士は沖縄科学技術大学院大にも在籍 ヒトの遺伝子の1~4%はネアンデルタール人に由来

アフリカで誕生したヒトの一部が、8万年前以降にアフリカを離れてユーラシア大陸に広がる前に中東近辺でネアンデルタール人と混血した可能性があるということ、さらに、ヒトの遺伝子の1~4%はネアンデルタール人に由来する可能性があることを明らかにした。
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もし北朝鮮のミサイルが日本の原発に直撃したら…! 専門家が試算した、「約37万人死亡」という「ヤバすぎる被害」

もし原発が武力攻撃を受けた場合、自然災害での損傷と比べても甚大な被害と大混乱が起きます。復旧作業も遅れ、現実的に考えても被害に遭った首都圏の人々が一斉に避難することはできません。避難先も移動手段も確保ができず、疎開も難しい。
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再稼働や新増設は安くない事実、90年代以降は失敗続く 原発をめぐる「無責任の構造」

既存原発の運転にかかる費用は、研究者や技術者で作る原子力市民委員会の試算では、多くの原発で太陽光(事業用、30年)の8.2~11.8円(キロワット時<kWh>あたり)を超える。新型炉はもっと高くつく。
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世界初 小惑星リュウグウ試料から液体の水発見 はやぶさ2 生命と海の起源解明へ

日本の探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの試料が液体の状態の水を含んでいることを、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や東北大などのチームが突き止め、23日付の米科学誌サイエンス電子版で発表した。地球外で採取された試料から、液体の水が発見されたのは世界初。
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全固体電池とは? 種類やメリット・寿命について解説

全固体電池とは、固体だけで構成されている電池を指します。従来の電池は内部に液体の電解質が入っています。電解質に固体を使用することで、リチウムイオン電池以上の大容量/高出力を実現することが可能になります。さらに、電池の内部に液体の部材を使わないため、より安全に電池を使用できます。