皇族確保2案、首相に提出 女性・女系天皇提案せず 有識者会議
今後の皇室のあり方を議論する政府の有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)は22日、第13回会合を開催した。減少する皇族数の確保策として、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、戦後に皇籍を離脱した旧宮家の男系男子が養子縁組して皇籍に復帰する案の2案を軸とした最終答申を取りまとめ、岸田文雄首相に提出した。答申は女性天皇や母方の血筋のみがつながる女系天皇など新たな皇位継承の仕組みは提案せず、「皇位継承の問題と切り離して、皇族数の確保を図ることが喫緊の課題だ」と指摘した。
大阪府で新たに2人、オミクロン株感染疑い 市中感染拡大の可能性
大阪府は22日、海外への渡航歴がない府内の一家3人が新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表した。感染経路は不明で、府は国内初確認となる市中感染と断定した。さらに一家3人とは別に、渡航歴がなく、オミクロン株感染が疑われるコロナ陽性者が府内で2人確認された。2人は一家3人との接触歴がなく、感染経路不明のため、府はオミクロン株の市中感染が府内で広まっている可能性があるとみている。
空港検疫、新たに68人のオミクロン株確認 1日としては最多
厚生労働省は22日、海外から国内の空港に到着した乗客への検疫で、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者が新たに68人確認されたと発表した。1日に判明した人数としては最多で、検疫では累計139人となった。いずれも医療機関などに隔離している。
68人は10歳未満から70代の男女で、滞在国は米国、欧州、中東、アフリカ、豪州、東南アジアの多岐にわたる。13~19日に成田、羽田、中部、関空の4空港に到着した。15人は発熱やせきなどの症状があるという。
マレーシアで洪水、6万人超が避難 日系企業に影響も
マレーシアでは18から19日にかけて各地で猛烈な雨が続き、洪水が発生し、家を追われた避難者が22日時点で6万人を超える事態になっている。避難所に被災者が集まり、新型コロナウイルスの集団感染が起きる恐れも出てきた。警察によると、これまでに27人の死亡が確認された。