2025年12月21日 今日の出来事

高市内閣支持横ばい67% 経済対策に一定評価 毎日新聞世論調査

高市内閣支持横ばい67% 経済対策に一定評価 毎日新聞世論調査

毎日新聞は20、21の両日、全国世論調査を実施した。高市早苗内閣の支持率は67%で、前回調査(11月22、23日)の65%からほぼ横ばいだった。不支持率も22%(前回23%)で大きく変動しなかった。内閣が発足した10月以降3カ月連続で支持率が65%以上となり、67%はその中で最も高い。所得税がかかり始める「年収の壁」の引き上げなどの経済対策が評価されている。

自民党と国民民主党は18日、所得税の「年収の壁」を現行の160万円から178万円に引き上げることで合意。対象を中間所得層にも広げた。この年収の壁の引き上げについて、57%が「評価する」と回答し、「評価しない」の19%を大きく上回った。

台湾有事答弁、経済悪影響59% 内閣支持率67%、共同通信調査

台湾有事答弁、経済悪影響59% 内閣支持率67%、共同通信調査

共同通信社は20、21両日、全国電話世論調査を行った。台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁を受けた日中関係悪化について日本経済に「悪い影響を与える」と回答したのは「どちらかといえば」を合わせ59・9%だった。物価高対策としてのおこめ券配布に関し「効果が小さい」は82・4%に上った。

高市内閣の支持率は67・5%で、前回11月調査から2・4ポイント減った。不支持率は20・4%で、前回から3・9ポイント増えた。

政党支持率は、・・・
自民31・1%(前回30・0%)、立憲民主党7・8%(8・3%)、日本維新の会8・0%(7・4%)、国民民主7・8%(8・8%)。

対中議員外交に首相答弁の影 自民・萩生田氏ら訪台ラッシュ

対中議員外交に首相答弁の影 自民・萩生田氏ら訪台ラッシュ

台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に端を発した日中関係の悪化が、議員外交にも影響を及ぼしている。政府間関係を補完する役割があるが、超党派の「日中友好議員連盟」が模索した年内の訪中は困難な情勢。一方、自民党では台湾訪問が続く見込みで、濃淡が鮮明になっている。

自民の萩生田光一幹事長代行は21~23日に訪台する予定。頼清徳総統との会談を調整中だ。政調会長時代の2022、23年にも、台湾に友好的だった故安倍晋三元首相の「後継者」として訪れている。

台湾外交部(外務省)は今月、鈴木馨祐前法相や石破内閣で首相補佐官を務めた長島昭久衆院議員らが訪台すると発表した。河野太郎元外相ら麻生派の6人も24日から訪れることにしており、年明けにかけて台湾に渡航する日本の国会議員は30人ほどに上るという。

ウクライナ支援で日本に謝意 「国際秩序に貢献」…ゼレンスキー氏

ウクライナ支援で日本に謝意 「国際秩序に貢献」―ゼレンスキー氏

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、「日本と高市早苗首相が来年、ウクライナに追加の財政支援を行うと決定したことに感謝する」とX(旧ツイッター)に投稿した。支援総額は60億ドル(約9500億円)近いと述べた。

ゼレンスキー氏は「ロシアのゆがんだ戦争政策を阻止するには国際秩序が不可欠だ」と指摘。ウクライナの強靱(きょうじん)さを支えることを通じ、日本が法に基づく秩序の維持に貢献しているとして、「日本がインド太平洋だけでなく、世界的にこうしたリーダーシップを取っていることを大変ありがたく思う」と称賛した。

日本と南米「戦略的枠組み」 経済協定視野に連携議論

日本と南米「戦略的枠組み」 経済協定視野に連携議論

ブラジルなどが加盟する南米南部共同市場(メルコスル)と日本は20日、貿易・投資面での連携強化に向けて「戦略的パートナーシップ枠組み」を創設すると発表した。双方は経済連携協定(EPA)も視野に、具体的な強化策の議論を進める。

20日のメルコスル首脳会議に合わせて共同声明が発表された。声明は「長期的かつ包括的な視点から戦略的関係をさらに強化し、協力をより高いレベルに引き上げる」と指摘した。来年初頭にも第1回会合を開く予定だ。

「非核三原則の在り方議論必要」 自民と維新、「核の傘」依存に

「非核三原則の在り方議論必要」 自民と維新、「核の傘」依存に

自民党の小野寺五典安全保障調査会長は21日のNHK番組で、非核三原則の在り方について議論が必要だとの認識を示した。米国の「核の傘」に依存する現状に触れ「この問題は議論すべき課題の一つだ」と述べた。日本維新の会の前原誠司安保調査会長も同様の認識を示した。自民と維新は来年中の安全保障関連3文書の改定に向けた議論に着手しており、非核三原則の扱いも論点の一つになる見通しだ。

小野寺氏は、三原則の堅持が今の政府方針だと強調。その上で核の傘に関し「米国は核を使ってでも日本を守ってくださいということの裏返しだ」と指摘し「核の議論から何も考えずにいることは政治として無責任だ」と述べた。

GPS信号妨害で混乱 カーナビ6時間異常…中国・南京

GPS信号妨害で混乱 カーナビ6時間異常―中国・南京

中国メディアによると、江蘇省南京市内の広い地域で最近、約6時間にわたり、信号妨害で衛星測位システムに大規模な障害が起き、カーナビなどに影響が出た。全地球測位システム(GPS)や中国独自のシステム「北斗」に依存するフードデリバリーや配車サービスで地図情報を正確に把握できなくなり、日常生活や企業活動が一時混乱した。

報道によれば、17日午後に地図アプリで表示される位置情報に大きなずれが生じ、シェア自転車アプリでは50キロ以上の誤差が発生した。地図情報の異常で車や客の位置が分からなくなり、配車サービスの注文は普段と比べ約60%減少。フードデリバリーの配達効率は約40%低下したという。

シニアが踊りまくるライブハウスが活況 ディスコブーム世代が牽引

シニアが踊りまくるライブハウスが活況 ディスコブーム世代が牽引

青春時代の懐かしい曲とともに、シニアが周りと一体となって踊れるライブハウスやディスコが活況だ。往時を懐かしむ層に加え、20代の若者から外国人観光客までが押し寄せ、熱く盛り上がっている。

「好きな音楽を聴きながら体を動かすのがとても楽しい。1ステージ踊ると2000歩になる。汗をかいて健康にもいい」と話すのは、今年定年退職を迎えた元公務員の男性(60)。「職業や本名を知らなくても、同じ楽しみを持っているのですぐに打ち解けられる」と言う。

らんさんは「『両親や上司に連れてきてもらった』という若い方もたくさん来ていただいている。ケントスを愛してくださる方々に支えてもらっています」と話す。年末でケントスを卒業する予定だが、「これからもわくわくする楽しい場所であってほしい」と期待を込めた。