「さらりと壮絶な値上げ」今秋の郵便料金値上げに小沢一郎氏が怒り 手紙84円→110円に(日刊スポーツ 2024年5月21日18時7分)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は21日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、政府がこの日、手紙(25グラム以下の定形郵便物)の郵便料金の上限を現行の84円から110円へ引き上げる改定案を了承したことに、「さらりと壮絶な値上げ」と、怒りをまじえて言及した。
「さらりと壮絶な値上げ。郵便が届くのは遅くなり、値段もどんどん上がっていく。あれだけ大騒ぎした郵政民営化の結末。バスもJRもどんどん無くなっている。自民党政治で世の中、どんどん不便になる。全ての検証と見直しが不可欠」と投稿した。
小沢氏がXの中で記した「郵政民営化」は、小泉純一郎元首相がこだわって進めた政策。「郵政民営化」はこの日、SNS上のトレンドワードになった。手紙やはがきの値上げは昨年末に総務省の改正案として公表されていたが、この時も、ユーザーから悲鳴に近いコメントがSNSに相次いでいた。
総務省は今後、6月中旬をめどに省令を改正し、日本郵便は10月ごろに110円に改定する見通しだ。日本郵便は、省令改正が必要ない50グラム以下の手紙も94円から110円とする予定で、はがきは63円から85円に見直される見通し。来年の年賀状への影響を指摘する声もある。
手紙やはがきの料金の値上げは、消費税増税時を除き1994年以来、30年ぶり。