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野党がやや盛り返し「接戦区」増加 参院選中盤情勢分析 (毎日新聞)
野党がやや盛り返し「接戦区」増加 参院選中盤情勢分析(毎日新聞 2022/7/3 20:17 最終更新 7/3 20:46)
毎日新聞は2、3両日、第26回参院選(10日投開票)の特別世論調査を行い、取材情報を加味して中盤情勢を探った。自民、公明両党は引き続き堅調で、改選過半数(63議席)に届きそうだ。ただし、6月25、26日の序盤情勢取材時と比較すると野党系がやや盛り返し、全国に32ある改選数1の「1人区」で与野党接戦の選挙区が5から8に増えた。改選数2以上の「複数区」でも接戦が4から6選挙区に増加した。
調査では「投票先を決めていない」と回答した人が選挙区で約4割、比例代表で約3割おり、投開票日までに情勢は変わりうる。
今回の参院選は計125議席が争われる。自民が「勝敗ライン」としてきた非改選を含めた与党過半数(125議席)には55議席、憲法改正に前向きな自民、公明、日本維新の会、国民民主の「改憲4党」が3分の2の議席(166議席)を維持するには82議席が必要となる。
自民の推定獲得議席は、序盤の56以上から53以上とやや減少した。公明も13以上から10以上となった。ただし、「改憲4党」は改憲の発議に必要な3分の2の議席を維持する可能性がある。
32ある1人区では、自民が21選挙区で優勢を保つが、序盤と比べると福島、福井、宮崎が自民優勢から接戦に転じた。
13ある複数区は東京と埼玉が新たに「接戦」となり、6選挙区で与野党が激しく競り合っている。
東京選挙区(改選数6)は自民2人と立憲民主、公明、共産、れいわ新選組の各党候補が先行し、維新の候補が追う。埼玉選挙区(同4)は先行する自民と無所属を立憲、公明、維新、共産が追い上げる。
立憲は青森、岩手で優勢を保ち、比例は6~8議席の見通し。全体で11議席以上が見込まれるが、改選23議席を超えるか微妙だ。維新は比例で7~9議席を獲得し、大阪2議席のほか、兵庫、神奈川で議席を得る可能性が高い。
共産は東京で1議席を維持し、比例代表とあわせ4~7議席、国民民主は山形で1議席を見込み、比例代表とあわせ2~6議席の見通し。
れいわは比例代表で1議席以上を獲得する見通し。社民党、NHK党、政治団体の参政党は比例代表で議席を獲得する可能性がある。
自民60議席超の勢い 改憲勢力3分の2視野―立民苦戦、維新に伸び (JIJI.COM)
自民60議席超の勢い 改憲勢力3分の2視野―立民苦戦、維新に伸び【参院選情勢】(JIJI.COM 2022年07月03日16時09分)
第26回参院選(10日投開票)について、時事通信は全国の支社・総支局の取材などを基に選挙情勢を探った。自民党は改選55議席から上積みし、60議席を超える勢い。公明党も堅調で、非改選を含め与党で過半数(125)を確保するのは確実だ。立憲民主党と国民民主党は苦戦。日本維新の会は改選6議席から伸ばす見通し。ただ、終盤の流れによっては情勢が変動する可能性もある。
自公両党に維新、国民を加えた「改憲勢力」で見ると、憲法改正の国会発議に必要な3分の2(166)に届く可能性が高い。
参院の総定数は今回から3増えて248。このうち選挙区74、比例代表50の計124を改選し、神奈川選挙区の欠員補充を含めた計125議席を争う。改選過半数は63。与党の非改選議席は自民56、公明14の計70のため、自公で今回55議席以上を獲得すれば全体の過半数に達する。
自民党は32ある改選数1の「1人区」のうち21選挙区で優勢。新潟、沖縄などで野党と接戦を繰り広げる。13ある改選数2~6の「複数区」では、千葉、東京、神奈川で2議席確保が有力。北海道も2議席目をうかがう。比例は前回2019年に獲得した19議席を維持しそうだ。
公明党は選挙区に擁立した7人のうち5人が当選圏内で、2人も議席を固めつつある。比例は6~7議席を見込む。
一方、立民は改選23議席の維持が微妙だ。埼玉、東京など4選挙区で善戦し、1人区でも青森、岩手、長野で先行するが全体では厳しい戦いが目立つ。比例は6議席を固めた。
維新は本拠地の大阪で2議席、神奈川で1議席確保が濃厚。比例は前回の5議席を維持し、上積みを狙う。
共産党は東京で議席を維持しそうだ。比例は前回と同じ4議席程度を見込む。国民は改選7議席を割り込む可能性が出ている。選挙区の現職3人はいずれも当落線上。比例で伸び悩んでいる。
社民党は改選1議席を維持できるかは予断を許さない。れいわ新選組は東京で議席確保を視野に入れ、比例は1議席を固める。NHK党と政治団体の参政党は比例で1議席をうかがう。
自公が勢いを維持 改選議席の過半数上回る勢い 参院選中盤情勢 (TBS)
自公が勢いを維持 改選議席の過半数上回る勢い 参院選中盤情勢(TBSテレビ 7/3(日) 19:12配信)
今月10日に投開票が行われる参議院選挙について、JNNが中盤情勢を分析した結果、自民、公明の与党で改選議席の過半数を大幅に上回る勢いを維持していることが分かりました。
JNNでは今月2日と3日、毎日新聞と携帯電話を使ったインターネット調査を行い、取材を加味して中盤の情勢を分析しました。
それによりますと、自民党は青森など一部を除く多くの1人区で優勢で、選挙区で40議席を超える勢い、比例代表も加えると60議席をうかがう勢いです。
公明党は選挙区で擁立した7人全員がほぼ当選圏内に入ったものの、比例代表は改選7議席を維持できるか微妙な情勢です。
自民・公明の与党で改選議席の過半数を大幅に上回る勢いを維持しています。
一方、野党側は立憲民主党、共産党、国民民主党はいずれも伸び悩み、改選議席を減らす情勢です。
日本維新の会は比例も議席を増やし、改選6議席を倍増させる可能性があります。
れいわ新選組は議席を増やす可能性があり、社民党、NHK党は議席獲得へ向けて、支持を広げています。
また、諸派の参政党は比例代表で議席獲得の可能性が高まっています。
ただ選挙区で、およそ4割が投票先をまだ決めていないとしているほか、1週間前の序盤調査と比べて1位と2位の候補者が逆転したり差が縮まった選挙区も複数あるため、情勢は今後、変わる可能性があります。