第5波を遥かに超える感染状況 全国で「まん延防止等重点措置」を適用
新型コロナ感染は、昨年秋、急速に収束し下火になったが、今年に入り、今までにない勢いで拡大し、感染者数は都道府県各地で記録を更新している。
第5波はデルタ株が主役だったが、今回の第6波は感染力の強いオミクロン株である。デルタ株と比較して、感染力が非常に強い、潜伏期間が短い、無症状者や軽症者が多い、などの特徴がある。
感染拡大が進み、医療逼迫の可能性がある都道府県では、まん延防止等重点措置が実施されている。
【令和4年1月9日~令和4年1月31日(延長)~2月20日】<1月25日に延長を決定>
広島県、山口県、沖縄県
【令和4年1月21日~令和4年2月13日】
群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、岐阜県、愛知県、三重県、香川県、長崎県、熊本県、宮崎県
【令和4年1月27日~2月20日】<1月25日に決定>
北海道、青森県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、石川県、長野県、静岡県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、福岡県、佐賀県、大分県、鹿児島県
全国及び各地での感染状況をグラフ化
各都道府県における新規感染者数 1月23日
1月23日、新規感染者数が1000人を超えた都道府県は、北から順に、北海道(1591人)、埼玉県(2525人)、千葉県(2382人)、東京都(9468人)、神奈川県(3794人)、静岡県(1146人)、愛知県(3050人)、京都府(1497人)、大阪府(6219人)、兵庫県(2686人)、広島県(1476人)、福岡県(2646人)である。沖縄県は1000人を下回った(956人)。
全国
最近は、1日当たりの新規感染者数が連日5万人を超えている。第5波ピークの2倍の感染者数だ。前週に対する増減率は約3倍なので、拡大はしばらく続くものと思われる。
北海道
新規感染者数は1500人で、過去最多を更新している。前週に対する増減率は約4倍で、拡大はまだまだ続くものと思われる。
東京都
新規感染者数は1万人を超えた。前週に対する増減率は3~4倍なので、感染はさらに拡大するものと思われる。直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は359.29人で、沖縄県、大阪府に次いで3番目に多い。
愛知県
1日当たりの新規感染者数は3000人を超えた。前週に対する増減率は3倍なのでまだ感染は拡大するものと思われる。
大阪府
1日当たりの新規感染者数は7000人を超えた。前週に対する増減率は3倍なのでまだ感染は拡大するものと思われる。直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は424.18人で、沖縄県に次いで2番目、東京都よりも多い。
福岡県
1日当たりの新規感染者数は2500人を超えた。前週に対する増減率は3~4倍なのでまだ感染は拡大するものと思われる。
沖縄県
第6波は他の都道府県よりも早く拡大が始まり、1700人超のピークを示した。前週に対する増減率はここ最近は1倍を切っており、減少傾向が見られる。このまま減少に向かうのか。直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は584.31人で1番多い。