話題の選挙区 山崎拓元自民党副総裁「辻元清美が当選すれば、日本の政治のためになる」、他

新潟5区_米山隆一氏と妻・室井佑月さん 政治・経済

【大阪10区】山崎拓元自民党副総裁「辻元清美が当選すれば、日本の政治のためになる」

山崎拓氏「小選挙区は辻元清美、比例は自民」(産経新聞 2021/10/27 20:31)

自民党の山崎拓元副総裁は27日、大阪府高槻市で衆院大阪10区に立候補している立憲民主党前職の辻元清美氏の応援演説を行った。山崎氏は「小選挙区は辻元清美、比例区は自民党という立場だが、理解をいただきたい。辻元清美が当選すれば、日本の政治のためになる」と訴えた。同選挙区には自民前職の大隈和英氏も出馬している。

辻元氏は27日、自身のツイッターに山崎氏の演説の様子の動画をアップした。山崎氏は辻元氏について「非常に雄弁で、説得力がある。こういう方が日本の政治の中で活躍される必要がある」と強調した。

同選挙区は、辻元、大隈両氏のほかに日本維新の会新人の池下卓氏も立候補している。

山崎氏は自民で副総裁や幹事長などを歴任し、現在は石原派(近未来政治研究会)の最高顧問を務めている。

【東京8区】崖っぷちの石原伸晃が野党を“無理筋”口撃

崖っぷちの石原伸晃が野党を“無理筋”口撃 石原ブランドは失墜?(週刊朝日 2021/10/28 08:00)より抜粋

今回の衆院選、自民党“大物”の落選危機で注目されるのが東京8区。自民の石原伸晃元幹事長に、立憲の新人・吉田晴美氏が挑む。

第一声から波乱含みだった。石原氏がマイクを握った途端、通りかかった女性が「何にも役に立ってないじゃないか!」と罵声を浴びせた。

ヤジをやり過ごした石原氏は「私は10回、杉並区で選挙をさせていただきましたが、文句をつけられたのは今日が初めて」と語り、こう続けた。

「これはなぜか。共産党と立民党(立憲民主)が野合して連合している。先ほどの女性のように、自分の主張と相いれない者は排除する、邪魔をする、そういうことが当たり前だと思っている人たちが一緒になって政権だけを取ろうと思ってやってきたわけです」

いくら何でも“無理筋”な口撃は、焦りの裏返しか。石原陣営からは「非常に厳しい戦い」との言葉が連発された。

一方の吉田氏は、「八百屋の娘」と庶民派をアピールし、こう訴えた。

「アベノミクスから8年。株価が倍になり、豊かな人々が潤ったが、私は下からのボトムアップの景気回復を目指したい」

公示前、れいわ新選組の山本太郎代表が同区からの出馬を撤回するなどゴタゴタもあったが、22日には山本氏が応援演説に立ち和解ムードに。

吉田氏を直撃すると、

「メディア対応も全然慣れてなくて、すみません。最近の選挙は中盤、後半でガラッと変わることがある。危機感を持ってやっています」と、表情を引き締めた。

【新潟5区】米山隆一氏、妻・室井佑月さんのむちゃ振りで好感度アップ

【新潟5区】米山隆一氏 妻・室井佑月さんのむちゃ振りで好感度アップ(日刊ゲンダイ 公開日:2021/10/28 06:00 更新日:2021/10/28 12:45)より抜粋

女房の尻に敷かれているオトコは好感が持てる。信頼できるように思う。度量の大きさの表れと感じるからなのかもしれない。

「それっておかしいよね! ヨネちゃんはどう思うの!」

「ああ、うん、だからそれはね……」

長岡市内のホテルで23日に開かれた個人演説会で、野党統一候補の米山隆一氏は、妻で作家の室井佑月氏から唐突に投げかけられる質問に苦笑いで答えていた。ズバズバと切り込む妻をにこやかに受け止める夫。宮川大助・花子の夫婦漫才のような掛け合いに、会場がドッと沸く。

地元では知られた3人の首長経験者が1議席を争う激戦区。岸田内閣で国交政務官に就任したばかりの泉田裕彦氏は、新潟県知事を3期務めた。森民夫氏は地元の長岡市長を5期務め、全国市長会会長も歴任している。

米山氏も県知事の経験者だが、女性スキャンダルで辞職、辛酸をなめた。それでも有権者は米山氏に期待する。この日の午前9時、南魚沼市にあるJAの支店には、米山氏の演説を聞くために30人を超える人たちが集まった。足が不自由なのだろう。電動のシニアカーで駆けつけた高齢者も皆、「まずはアベノミクスをやめることが大事なんです」という米山氏の言葉に耳を傾けていた。

米山氏の演説は飾り気がない。身ぶり手ぶりも控えめだ。個人演説会で登壇した金子勝・立教大大学院特任教授は、熱のこもった演説で聴衆をぐいぐい引きつける。それに比べて米山氏の語り口はおとなしい。だが抑揚のない朴訥とした感じがまた、信頼の醸成につながっているようだ。室井氏のむちゃ振りも素の夫の良さを引き出す。街頭でもホテルでも、米山氏の訴えにうなずく有権者の姿があった。

【千葉8区】桜田義孝元五輪相「厳しいなんてもんじゃない」

桜田義孝元五輪相「厳しいなんてもんじゃない」野党候補一本化と自身の過去の失言による支持者離れで大苦戦(スポーツ報知 2021年10月28日 6時0分)より抜粋

大臣経験者が厳しい戦いを強いられている。千葉8区では、第4次安倍改造内閣で五輪相として初入閣しながら、度重なる失言で、わずか半年で辞任した自民党の桜田義孝氏(71)が、立憲民主党の新人・本庄知史氏(47)を相手に大苦戦。

「厳しい。厳しいなんてもんじゃない」。思ったことをそのまま口にするという桜田氏に選挙情勢を聞くと、うつむき加減で本音を吐露した。

1996年の初当選以降、計7回当選しているが、2009年の政権交代時には落選。12年に復活するまで浪人生活も経験した。「あの時くらいの厳しさだね」

厳しい戦いを強いられているのには理由がある。一つは野党の一本化。これまで千葉8区は、野党各党から複数候補が出馬し票が割れていた。しかし今回は事実上の一騎打ち。14、17年の衆院選での野党票の合計は、桜田氏の得票数を上回っていた。初めて野党が一本化したことで強力な「反自民」の受け皿ができ上がった。

もう一つは“失言騒動”で支援者が距離を置いたことだ。選対幹部は「今までの支持者が離れていった」と打ち明ける。地元県連は一枚岩で支援しているが、60~70代の支援者からは「勉強不足」との厳しい声もあり、桜田氏も落ち込んでいるという。

18年に五輪相として初入閣したが、数々の軽い発言で猛反発を受けた。19年4月の政治資金パーティーでの被災地を巡る不適切発言を受け、半年で五輪相を辞任。「おわび行脚が遅かった」(陣営)。小選挙区で落選することも想定し、「正直、比例の順番数えてますよ」(陣営)と漏らす。

【徳島1区】後藤田正純氏“内紛”で苦戦、妻・水野真紀の姿もなし

【衆院選】後藤田正純氏“内紛”で苦戦、妻・水野真紀の姿もなし 徳島1区(日刊スポーツ 2021年10月28日5時2分)より抜粋

徳島1区は、自民前職の後藤田正純氏(52)と無所属元職で医師の仁木博文氏(55)が激しい戦いを繰り広げている。8期連続当選を狙う後藤田氏は選挙戦を支援する自民党徳島県連との“身内バトル”が過熱し、苦戦している。

“身内バトル”のきっかけは19年4月の徳島知事選にさかのぼる。県連が5選を目指す飯泉嘉門知事を推薦したのに対し、後藤田氏は多選を批判し、対立候補を支援した。20年の徳島市長選でも対立した。両者の溝は深まり、衆院選前には県連が自民党本部に後藤田氏を公認しないように申請。党本部は公認したが、県連は「自主投票」を決定した。

「カミソリ後藤田」と言われた元副総理の後藤田正晴氏を大叔父に持ち、妻はかつて「お嫁さんにしたいナンバーワン」といわれた女優水野真紀(51)だ。これまでの選挙では水野は夫とともに街頭に立つこともあったが、今回は「街頭に立つ予定はない」と後藤田陣営。支援者の男性は「奥さんは女性票を持っているのに…」と残念がった。