学問の自由、表現の自由を侵害する菅義偉総理

コンクリート崖の雑草 政治・経済・社会

それは香港での出来事ではない。日本でも、政府は国民の表現の自由を抑圧してきた。皆が気づいたときは「すでに手遅れ!」としてはいけない。

学問の自由、表現の自由が危ない!

菅義偉総理による日本学術会議の新会員候補6人の任命拒否について、その撤回と説明を求める声明や集会、ネット署名が、大学教授、学会、教職員を始め、ジャーナリスト、映画監督、脚本家、芸能界などで広がっている。

法政大学の田中優子総長は、「見過ごすことはできません」と抗議するメッセージを大学の公式サイトで発表した。法政大学は菅総理の出身大学である。

映画界からは、

この問題は、学問の自由への侵害のみに止まりません。これは、表現の自由への侵害であり、言論の自由への明確な挑戦です。・・・今回の任命除外を放置するならば、政権による表現や言論への介入はさらに露骨になることは明らかです。もちろん映画も例外ではない。

との抗議声明が出された。

マルティン・ニーメラーの詩 すでに手遅れであった

この問題に関して、ネット上で浮上してきた詩がある。マルティン・ニーメラーの言葉に由来する詩と言われている。

マルティン・ニーメラーはドイツの福音主義神学者、ルター派の牧師で、1892年に生まれ、1984年に生涯を閉じた。

最初はナチスの支持者だったが、後に教会のナチ化に反対して、1937年から1945年まで強制収容所に収容された。牧師になる前、第一次世界大戦時、ドイツ海軍のUボートの艦長いう経歴を持っている。
彼は1945年の終戦で強制収容所から生還し、1950年代からは平和主義者・反戦運動家として活動した。

その詩とは、ナチスの弾圧とそれに対する抵抗運動を描いた『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』である。

【ドイツ語版】

Als die Nazis die Kommunisten holten, habe ich geschwiegen, ich war ja kein Kommunist.
Als sie die Sozialdemokraten einsperrten, habe ich geschwiegen, ich war ja kein Sozialdemokrat.
Als sie die Gewerkschafter holten, habe ich geschwiegen, ich war ja kein Gewerkschafter.
Als sie mich holten, gab es keinen mehr, der protestieren konnte.

【日本語訳】

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった。私は社会民主主義者ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった。私は労働組合員ではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。

【丸山眞男訳 「現代における人間と政治」(1961年)】

ナチが共産主義者を襲つたとき、自分はやや不安になつた。けれども結局自分は共産主義者でなかつたので何もしなかつた。
それからナチは社会主義者を攻撃した。自分の不安はやや増大した。けれども自分は依然として社会主義者ではなかつた。そこでやはり何もしなかつた。
それから学校が、新聞が、ユダヤ人が、というふうに次々と攻撃の手が加わり、そのたびに自分の不安は増したが、なおも何事も行わなかつた。
さてそれからナチは教会を攻撃した。そうして自分はまさに教会の人間であつた。そこで自分は何事かをした。しかしそのときにはすでに手遅れであつた。

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コメント

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