玉川徹氏降板騒動 江川紹子氏「なぜ『国葬』と『電通』が絡むと、こんな大ごとに…?」、橋下徹氏「降板までする必要はない」 玉川氏の後継に菅野志桜里氏が浮上!

左から、江川紹子氏、橋下徹氏、菅野志桜里氏 社会

江川紹子氏 玉川徹氏降板騒動に「なぜ『国葬』と『電通』が絡むと、こんな大ごとに…?」

江川紹子氏 玉川徹氏降板騒動に「なぜ『国葬』と『電通』が絡むと、こんな大ごとに…?」(東スポWeb 2022年10月16日 14:35)

ジャーナリストの江川紹子氏が16日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーター玉川徹氏の降板騒動に疑問の声をあげた。

玉川氏は安倍晋三元首相の国葬を取り上げた9月28日の放送で、大きな反響を呼んだ菅元首相の弔辞について「当然、これ電通が入ってますから」などと発言。これが大きな批判を浴び、ネット上で炎上。10日間の出勤禁止処分を受けたが批判はやまず、降板が決まったという報道されている。

江川氏はテレビ朝日で開かれた定例の「放送番組審議会」で玉川氏に対し厳しい意見が相次いだとされる「週刊文春」の記事を引用し、16日ツイッターで「これまでも問題発言が多かった方なのに、そしてそれが『玉川節』のように見られて許されてきたのに、なぜ『国葬』と『電通』が絡むと、こんな大ごとに…?」と今回の展開を疑問視。

さらに「私自身は、彼の発言は信頼度が低いと思っている者で、この番組の視聴意欲も低いのですが、今回の件は、コロナ禍に関する諸発言に比べれば、視聴者への悪影響は少ないと思います」と私見を述べた上で「『電通発言」で降板させろというのは行き過ぎで、実現すれば禍根を残すのでは、と懸念します」と苦言を呈した。

橋下徹さん、玉川徹さん報道で持論「間違いを認め訂正・謝罪している、降板までする必要はない」

橋下徹さん、玉川徹さん報道で持論「間違いを認め訂正・謝罪している、降板までする必要はない」(中日スポーツ 2022年10月15日 14時31分)

元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんが15日、自身のツイッターを更新。テレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターで同社社員の玉川徹さんが一部報道で、番組を降板すると報じられことに関して持論を展開した。

橋下さんは一部報道のweb記事を添付したうえで「彼とは見解が合わないことは多々あるが、間違いを認め訂正・謝罪し処分を受けたのであれば降板までする必要はない。言論が活性化するのは、様々な対立する意見があってこそ」とツイート。降板の必要性はないと断言した。

玉川さんは9月28日の放送で、安倍晋三元首相の国葬で菅義偉前首相が行った弔辞について「電通が入っている」などと発言。翌日の放送で謝罪し、社は出勤停止10日間の謹慎処分とした。定例会見では、電通には謝罪済みであることや、謹慎後は番組に復帰予定であることも明かされていた。

玉川徹氏の後継に菅野志桜里氏が浮上!テレ朝「ワイドスクランブル」の舌鋒鋭い解説が高評価

玉川徹氏の後継に菅野志桜里氏が浮上!テレ朝「ワイドスクランブル」の舌鋒鋭い解説が高評価(日刊ゲンダイ 公開日:2022/10/17 06:00 更新日:2022/10/17 11:44)

安倍晋三元首相へ国葬に関する発言で10日間の謹慎処分になっているテレビ朝日社員の玉川徹氏(59)。自身がコメンテーターとして出演する『羽鳥慎一モーニングショー』には10月19日から復帰すると言われていたが、どうも雲行きが怪しくなってきた。13日配信の『NEWSポストセブン』によれば、来年60歳定年を迎える玉川氏本人が、引き際として自ら番組降板を申し入れたという。

「玉川さんの発言が放送倫理・番組向上機構(BPO)案件になるのではないかという一部報道もありました。いずれにせよ、謹慎が明けても、玉川さんが依然として厳しい立場にあるのは間違いないでしょうね」(スポーツ紙記者)

テレビ朝日はポストセブンの取材に対し、玉川氏の降板について”事実無根”と否定しているのだが……。

「当初、19日からの番組復帰は規定路線でした。その後、年末か来年3月などの番組改変期での出演者交代の一環として、玉川氏も降板するというのが局内での大方の見方でした。しかし、ここまで騒動が長引くと、19日に再度謝罪してからの即時降板も否定できません。大口取引先である電通も絡んでいる話だけに、予断を許さない状況にありますね」(テレビ朝日関係者)

■議員時代の不倫疑惑に拒否反応も

そんな中、局内では、玉川氏降板後の目玉コメンテーター候補として、ある女性の名前が挙がっているという。「山尾志桜里」として活動していた元衆院議員で弁護士の菅野志桜里氏(48)だ。

「菅野氏は10月4日に放送された『ワイドスクランブル』に消費者庁の霊感商法対策検討会メンバーとして出演しました。宗教法人法の問題点や監督官庁である文化庁の体制不足を指摘。歯切れのよい解説は、おおむね局内では高評価でした」(前出のテレビ朝日関係者)

議員時代に野党のマドンナとして、自民党を追及してきただけのことはある。スタンスも玉川氏と通じるところがあり、番組視聴者にもスムーズに受け入れられる下地はありそうだ。

ただ、別のテレビ朝日関係者は、菅野氏が議員時代に報じられた不倫疑惑がネックになる可能性があると指摘する。

「朝の情報番組ですから、有名人の不倫問題などを扱うこともあるでしょう。そのときに、菅野氏がどう反応するのか。議員時代のときのように”コメント拒否”では通用しません。ですが、”スキャンダル経験者”として、不倫ネタにも積極的に絡むことができれば、玉川さんの後釜として、十分に期待できるでしょうね」

『モーニングショー』の視聴者の多くは高齢者や主婦層だ。それだけに、菅野氏の不倫疑惑への拒否反応は、より厳しいものになることが予想される。まずは玉川氏の処遇が注目されるところだが、水面下ではすでに”後継者”争いが静かに起こっているようだ。