玉川徹氏「公邸で宴会」の岸田翔太郎氏への「公私混同」批判に「大きな公私混同は、息子を秘書官にしている岸田総理本人」

岸田首相、政務秘書官への長男起用 政治・経済

玉川徹氏「公邸で宴会」の岸田翔太郎氏への「公私混同」批判に「大きな公私混同は、息子を秘書官にしている岸田総理本人」(スポーツ報知 2023年5月26日 9時27分)

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は26日、「週刊文春」が岸田文雄首相の長男の翔太郎秘書官が首相公邸内で親族と記念写真を撮るなど、不適切な行動をした問題を報じた。

週刊文春の報道によると、翔太郎氏は昨年12月、赤じゅうたんが敷かれた公邸内の階段で、親族ら約10人とともに記念撮影を行った。この場所は、昨年8月の内閣改造の際に新閣僚の撮影が行われた。

岸田首相は今回の問題に厳重注意したと明らかにした上で「適切さを欠くもので、誠に遺憾だ」と官邸で記者団に述べた。秘書官の職を更迭しないのか問われ「厳しく注意した。緊張感を持って対応してもらいたい」として更迭しない考えを示した。野党などから「公私混同」などと批判されている。

コメンテーターで同局の玉川徹氏は今回の問題に「公私混同っていう話になってますけど」とした上で「大きな公私混同をやっているのは、こういうことをする息子を秘書官にしている岸田総理本人じゃないかっていうふうに思えてきます。息子より総理本人の方が公私混同じゃないかとそもそも思えてきます」と指摘した。

続けて世襲の問題に「岸田秘書官からすれば父親、総理大臣です。おじいさんも…4代さかのぼって衆議院議員なんです。世襲で4代続いていこうとしている。そうすると、例えばこういうことがあってもいずれ自分は議員になるんだろうというふうにと思う」とし「お父さんは総理大臣、親戚の中にも総理大臣がいるっていうのを見れば、首相公邸だって世襲をする議員たちの共同所有の別荘みたいな感覚なんじゃないかと思えてきます」と指摘した。

さらに「問題なのは、世襲をこういう現状を認めているのは国民だっていうことなんです。だって、この人たちみんな岸田さんを含めて選ばれているんですから、選挙で」などとし「こういうところが変わっていかないと日本が他の先進国から遅れているところからは脱出できないと思います」とコメントしていた。