石原良純 石破新首相の所信表明にガッカリ「政治不信につながる」 識者も猛批判「なんで総理なったの?」(スポニチ 2024年10月4日 17:01)
4日に臨時国会で石破新首相が行った所信表明演説について、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金後1・50)に出演したタレントの石原良純(62)ら出演者らは一斉に批判を繰り返した。
口火を切ったのは政治ジャーナリストの青山和弘氏。「総裁選で言ってた中で、残ったのは防災庁と地方創生くらいで。アジア版NATOであるとか日米地位協定の見直しであるとか、夫婦別姓であるとか、いろいろ言ってきたのに、完全に封印されてしまった、それだったらなんでこの総理にしないといけなかったのか、疑問符がつく表明」と批判。さらに「自民党内の大勢の意見に従わないといけないのなら、今まで言ってきたことは結局できもしないことを言ってきたのか、となってしまう」と、これまでの石破首相の政治的発言にまで踏み込んで、今回の演説を酷評した。
お笑いタレントの小籔千豊(51)も落胆の表情が隠せない。「これだけ言ってることが違うと、総裁候補者の話し合いとかなんで見せられてたん?と思う。今後はどうせ総裁になっても数の力で負けて、言うてることも変えるんやろな、となる」と総裁選の意義にさえ疑問を感じた。
一方、石原は「総裁選挙の中でこういうことをやりたいと意思表示したものをまったく言わない。今度は国民の審判を受けるわけだけど、自民党議員は選挙の顔がほしかったのに、これでは“なんなんだ、この人は?”となってしまう。政治不信にもつながる。自民党の過半数割れというところまでいくんじゃないですか?」と国民の失望を心配した。青山氏も「世論調査で一番人気の人にしたのに、その根拠さえも揺らぎかねない」と、石原の意見に同調した。
さらに青山氏はブレまくりの石破首相の主張にも疑問の声を上げる。「周囲には“本当は予算委員会やっても良かったんだよ。選挙遅らせても良かったんだよ”と言ってるんですが、だったら自分で言わないといけない。総理なんだから」と指摘。さらに「アベノミクスは長すぎたので金利も普通に戻すべきだと言い続けてたのに、株価が石破ショックで急落すると今は金利を上げるべきときではないとコロっと変わる」と一貫性のない石破発言への批判を繰り返した。
この日、各メディアは“裏金議員”の公認もほぼ無風状態と一斉に報道。石破首相は選挙期間中「公認にふさわしいかどうか議論は徹底的に行わないといけない」と訴えていたため、こちらも“公約違反”になりそうな気配だ。ただ、青山氏は「ここはまだ自民党内でも一悶着ありそう。もちろん反発はあるんですが、これくらいはやりきらないと。あんた、なんで総理になったの?となっちゃう」と語気を強めた。