上野千鶴子氏、五輪報道一色に苦言「うんざりする。アスリートに国家など背負ってほしくない」

社会学者の上野千鶴子氏 社会

上野千鶴子氏、五輪報道一色に苦言「うんざりする。アスリートに国家など背負ってほしくない」(日刊スポーツ 2024年8月5日10時23分)

社会学者で東大名誉教授の上野千鶴子氏(76)が5日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。パリ五輪ばかりを報じるマスメディアに苦言を呈した。

上野氏は「マスメディアの報道はオリンピックばかり」と言及。「うんざりする。アスリートに国家など背負ってほしくない。彼らがだんだんエゴイストに見えてくる」と私見を述べた。

このポストは5日午前10時現在までに約40万回表示されるなど話題に。賛否を呼んでおり、

「上野さんの指摘のとおりです。国内、海外のもっと重要なことがあるのに。おかしいと思います」

「同感。アスリートが国なんて背負う必要は全くない。あくまでもスポーツ。何よりも自分自身のために、そして日頃から応援や支援してくれる身の回りの方々の顔を思い浮かべれば十分。そして、あかの他人に対し『元気』や『希望』や『勇気』を与えるなんて選手自身の口か言うのはあまりにも傲慢」

といった賛同意見もあがった。

一方、

「オリンピック報道ばかりという点は同意します。あとの2行はいささか上野先生の偏見が混じっていませんか?国家を背負ってる、というのは各競技における日本代表という面を拡大解釈してそう仰っているかと。アスリートたちがエゴイストに見えるというのは全く理解できない言葉で困惑してしまいます」

「え、アスリートは国家なんて背負ってないでしょう?勘違いでアスリートを否定するなんてどういう理屈ですか?」

と否定的なコメントも少なからず寄せられている。