【共同通信、毎日新聞、TBS、東京MXテレビ、フジテレビと共同調査】
小池百合子氏がややリード 蓮舫氏が続く 石丸伸二氏は追う展開 東京都知事選・電話調査(東京新聞 2024年6月30日 15時49分)
7月7日投開票の東京都知事選について、東京新聞は29、30日、都内の有権者を対象に電話調査を実施した。3選を目指す現職の小池百合子氏(71)がややリード、前参院議員の蓮舫氏(56)が続き、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が追う展開となっている。ただ、1割強が投票先を決めていない。
「選ばれた知事に優先して進めてほしい政策」は「医療や福祉」が22.7%で最多、「景気や雇用」が22.4%と続いた。
小池氏の2期8年間の実績をどの程度評価するかは、「大いに評価する」が12.0%、「ある程度評価する」が43.3%で、合わせて半数以上が「評価する」と答えた。
明治神宮外苑の再開発で多数の樹木を伐採することについては、「どちらかといえば反対」が30.8%、「反対」が41.3%で、否定的な意見が7割超に上った。神宮外苑の再開発は三井不動産や明治神宮などが手掛ける。神宮球場と秩父宮ラグビー場の場所を入れ替えて建て替え、商業施設やオフィスが入る高層ビルも建設。計画段階で大量の樹木伐採が判明し、住民や文化人が見直しを求めており、今回の都知事選でも是非が注目されている。
電話調査は共同通信、毎日新聞、TBS、東京MXテレビ、フジテレビと共同で実施。コンピューターで無作為に選んだ番号への自動音声応答通話(オートコール)方式を使い、都内の有権者と答えた1038人(固定電話523人、携帯電話515人)から有効回答を得た。(三宅千智)
【読売新聞調査】
東京都知事選挙は小池百合子氏が先行、蓮舫氏と石丸伸二氏が追う展開…読売情勢分析(読売新聞 2024/06/30 18:06)
7月7日投開票の東京都知事選について、読売新聞社は世論調査と取材を基に情勢を分析した。3選を目指す現職の小池百合子氏(71)が先行し、前参院議員の蓮舫氏(56)、広島県安芸高田市前市長の石丸伸二氏(41)が追う展開になっている。ただ、有権者の2割以上が態度を明らかにしていない。
支持政党別にみると、小池氏は、自民支持層の7割、公明支持層の9割を固めた。蓮舫氏を支援する立憲民主党の支持層も2割が小池氏を支持した。一方、蓮舫氏は立民支持層の6割強、共産支持層の7割弱が支持した。
無党派層の支持は小池氏が3割を集めた。蓮舫氏と石丸氏を支持するとした無党派層はともに1割強だったが、石丸氏がやや上回った。
2期8年の小池都政の評価については、6割強が「評価する」とし、「評価しない」は3割弱だった。
調査は6月28~30日、都内の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施した。有権者の在住が判明した1283世帯で、743人から回答を得た。回答率は58%。