大阪万博にまた暗雲!今度は不気味キャラクターに“パクリ疑惑”
大阪万博にまた暗雲!今度は不気味キャラクターに“パクリ疑惑”
2025年開催予定の大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」に“パクリ疑惑”が浮上し、SNSをザワつかせている。
ことの発端は、あるXユーザーのツイートだった。その人物は、ルーマニアの首都・ブカレストで開催されている「ダリ展」に足を運んだといい、「感銘を受けました」と報告。その上で「最初の写真、どう思いますか。万博のなんとかとい公式キャラクターに似ててびっくりしました」(原文ママ)とつづり、ミャクミャクに酷似しているダリの作品の写真をアップした。
画像は、ブルーのアクリルっぽい色こそ異なるものの、ミャクミャクのような球体が数珠つなぎになったオブジェが写っており、一部から「盗作じゃん!」との厳しい声が上がっているのだ。
「不気味な風貌で注目を浴びているミャクミャクですが、デザインしたのはデザイナーで絵本作家の山下浩平氏です。山下氏はぬいぐるみデザイナーの妻とイメージを練りながらアイデアを膨らませ、目のような細胞核があるキャラクターを完成させています。元々1970年の万博ロゴのオマージュでもあり、これだけでパクリというのは少々厳しい気もしますが、なるほどかなり似ていますね」(WEBメディアライター)
確かに、ダリ展に展示されていたという作品と見比べれば、インスパイアされたように感じなくもない。
“盗作”と言えば思い出されるのは、2015年に疑惑が持ち上がった、デザイナー・佐野研二郎氏デザインによる東京五輪公式エンブレムだ。類似性が問われた公式エンブレムは、最終的に五輪組織委員会が採用の撤回を発表。佐野氏に非難が殺到した。
突如として浮上したミャクミャクの「パクリ疑惑」。あまりにも奇抜なデザインは、天才芸術家サルバドール・ダリの仕業だったのだろうか‥‥。
(ケン高田)
大阪万博の目玉“空飛ぶクルマ”が失墜「本家はスロバキアに」
来年4月13日に開幕を控えた大阪・関西万博。約344億円を投じて建設中の巨大な木製リングや「動く心臓」、「人間洗濯機」などと並んで大きな目玉として注目を集めているのが、「空飛ぶクルマ」だ。万博を取材するジャーナリストが解説する。
「万博の公式サイトでは運航が予定されているアメリカのジョビー・アビエーション社、ドイツのボロコプター社など4社の機体を紹介していますが、いずれも形状はヘリコプターやドローンに近く、“空飛ぶクルマ”と大々的にPRしていることには違和感を覚えます。実際、フジテレビ系の報道番組で、言い出しっぺである橋下徹弁護士は、クルマとして陸上を走行できない点を指摘して、『有人ドローンと言うべき』と持論を展開。その隣で話を聞いた吉村洋文大阪府知事が『ドローンに非常に近いクルマ』と弁明していたのが印象的でした」
そんな中で万博版「空飛ぶクルマ」の権威を失墜させるようなニュースが報じられた。これぞ正真正銘の“空飛ぶクルマ”というべき「エア・カー」が、4月23日に初めて顧客を乗せて飛行に成功。開発したのはスロバキアのクライン・ビジョン社で、4つの車輪を持つ車体に翼を備えた見た目は、まさに陸空両用の自動車兼飛行機と呼ぶにふさわしいもの。
「車体はスポーツカーで、滑走路から勢いよく飛び立つシーンは未来を感じさせるものでした。この映像はネットニュースでも取り上げられましたが、そこまで大きな話題にはなっていませんでした。しかし、4月28日放送のTBS報道番組『サンデーモーニング』が、『可変型“空飛ぶ車”』と題して紹介。MCの膳場貴子アナが『プロペラの推進力で最高速度は時速300キロ』と説明。翼の部分を折りたたんで、陸上モードで走行する場面では『もちろん、自動車としても走ります』と紹介していました。高視聴率の人気番組だけに、影響力は大きく、ネット上では『空飛ぶ車の本家はスロバキア』『万博も形無しやね』『万博はただのドローン』などといったコメントが見られました」(メディア誌ライター)
なお、スロバキアも万博に出展予定となっているが、具体的な内容については公開されていない。いっそのことスロバキアに本家“空飛ぶクルマ”を出品してもらってはどうか。