フランス研修の投稿が〝大炎上〟自民党女性局 国民が「増税や物価高で困窮」「批判招くことが想像できないのか」
フランス研修の投稿が〝大炎上〟自民党女性局 国民が「増税や物価高で困窮」「批判招くことが想像できないのか」(ZAKZAK 2023.8/1 11:37)
岸田文雄政権に、またもトラブル勃発だ。自民党女性局がフランス研修中に「観光旅行」とみられかねない写真を交流サイト(SNS)に投稿して物議を醸している。岸田政権の「増税・負担増」路線が注目されるなか、こうした写真を見て、有権者がどう感じるかを想像できないのだろうか。ネット上で大炎上している。
《修学旅行のノリとおんなじや》
《豪雨災害の被災者のことを知っているか》
《国民が増税や物価高で困窮しているのに》
《移民の暴動現場の視察にいきましたよね?》
《あの写真をアップしてどうなるかもわからないくらい、自民党の国会議員と国民との格差が広がってる》
女性局長を努める松川るい参院議員らのSNSには、このようなコメントが多数寄せられていた。
騒動となった写真は、松川氏らが7月下旬のフランス研修の合間に、空港やバスの車中で撮影したもの。パリのエッフェル塔前でポーズを決める姿や、リュクサンブール宮殿での記念撮影をSNSに投稿していた。
女性局は約5年に1度、全国のメンバーらと海外視察を実施している。今回は3泊5日で、松川氏と今井絵理子参院議員ら国会議員4人と、地方議員を含めて計38人が参加。フランスの国会議員らと少子化対策や女性活躍などをめぐって意見交換した。研修費用は、党費と自腹で賄ったという。
松川氏は自身のSNSで、「まじめな研修であったにも関わらず、『税金で楽しそうに大人数で旅行している』と誤解を招いてしまった」「フランス文化もパリの街も素晴らしかったという感想を持ち、伝えたいと思い投稿した」などと長文で説明し、一部の写真を削除した。
今回の炎上劇を、どう見るか。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「プライベートと党務の分別がなく、SNSによる情報発信を決定的に理解していないために起こった事態だ。支持率が下落する岸田政権は、ただでさえ国民のピリピリとした厳しい視線にさらされている。そもそも、子育てや少子化対策などは、岸田政権が『ド真ん中』に掲げる政策だ。課題の当事者でもある女性議員らの発信は、余計に注目を集める。たとえ観光を挟むことがあっても、あえてそれを投稿するのは、緊張感を欠いた行動というしかない。『政権のゆるみ』と批判を招くことが想像できなかったのか」と語った。
玉川徹氏 自民女性局の仏研修「遠足」とバッサリ「どれだけ国民から不信を持たれているか分かってない」
玉川徹氏 自民女性局の仏研修「遠足」とバッサリ「どれだけ国民から不信を持たれているか分かってない」(スポニチ 2023年8月1日 08:39)
テレビ朝日を7月31日に定年退職した玉川徹氏(60)が1日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。批判の声が上がっている自民党の党女性局の所属議員らによるフランス研修について語った。
女性局は今月末に海外研修のためフランスへ出発。同党の今井議員は「フランスの少子化対策や子育て支援などの視察や意見交換をさせていただきます」と研修の目的を説明し、現地で国会議員らとの意見交換会を行ったとする様子を写真付きで公開した。
一方で、女性局長を務める松川るい参院議員は自身のSNSにエッフェル塔の前でポーズを取ったり、集合写真を撮ったりと、旅行を楽しんでいるかのようにも取れる様子の画像を投稿。これを受け「38人もフランス行ってなにすんの?この旅費全部税金だろ」など国民からは批判の声が。その後、松川氏は画像を削除。「中身のある真面目な研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております」と謝罪し「費用は党費と各参加者の自腹で捻出しています」と釈明した。
玉川氏は「議員の方々は分かってないんですよ、自分たちがどれだけ国民から不信を持たれているかということについて。それを分かってないことが分かりました。僕はあきれますね。それは無駄ではないのかもしれないけど」とコメント。「僕もフランスに何回か取材に行きましたけど、1人でもちろん行ってます。38人で行ったら遠足じゃないですか」とし「本当に何かを知りたい、何かを学びたいと思ったら1人で行くでしょう」と述べた。
「テレビ朝日の社員だって向こうに行っていろんな人に会ってアポイントメントを取って取材してくることは可能。日本の国会議員だと言ったら秘書さんを通じていろんなところにアポイントメント取れるでしょ。そうやって行って初めて得られるものがあるんじゃないですか?われわれだってTBS、テレビ朝日、フジテレビって38人まとまって取材行きますってないよ」と、あきれていた。