2024年11月21日 今日の出来事

グーグルの事業分割要請 独占是正へクローム売却を…米司法省

グーグルの事業分割要請 独占是正へクローム売却を―米司法省

米司法省は20日、首都ワシントンの連邦地裁に対し、米グーグルの検索エンジン市場の独占に対する是正案を提出した。検索エンジンと結び付きの強いウェブブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」事業の売却を要求している。判事が受け入れれば、巨大IT企業の事実上の解体となる可能性がある。

分析サイトのスタットカウンターによると、グーグルは検索エンジン市場で9割、ウェブブラウザー市場で7割のシェアを握る。司法省は、クロームが競合の検索エンジンの出現を阻んでいると指摘している。

是正案では、ブラウザー市場への再参入や、競合となる検索サービスへの投資や買収も禁じるよう要請した。独占の是正につながらなければ、基本ソフト(OS)「アンドロイド」も分割させる可能性に言及した。

米エヌビディア、売上高と利益最高 生成AI需要継続…8~10月期

米エヌビディア、売上高と利益最高 生成AI需要継続―8~10月期

米半導体大手エヌビディアが20日発表した2024年8~10月期決算は、売上高が前年同期比94%増の351億ドル(約5兆4600億円)、純利益が2.1倍の193億900万ドルだった。いずれも四半期ベースで過去最高。生成AI(人工知能)開発が進展する中、膨大なデータの高速処理にたけた同社製品の需要も拡大した。

オーストラリア政府、子供のSNS禁止法案提出 違反企業に罰金最高50億円

オーストラリア政府、子供のSNS禁止法案提出 違反企業に罰金最高50億円

オーストラリア政府は21日、子供のSNS利用を禁止する法案を議会に提出した。SNS運営企業に対し、16歳未満の子供が接続できないようにすることを義務付け、違反した企業に最高4950万豪ドル(約50億円)の罰金を科すことを定めた。年内成立を目指す。施行は成立から1年後となる。

禁止対象となるSNSはX(旧ツイッター)、フェイスブック、インスタグラム、TikTok(ティックトック)など。施行までに年齢認証手段の確立が求められる。一方、教育活動で利用されるユーチューブ、グーグル・クラスルームなど一部媒体は対象外となった。

英供与ミサイルでロシア領初攻撃か ウクライナ、米方針転換受け…報道

英供与ミサイルでロシア領初攻撃か ウクライナ、米方針転換受け―報道

英メディアは20日、ウクライナ軍が英国が供与した長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を、初めてロシア領に撃ち込んだと伝えた。米国は先に、ウクライナに供与した長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を容認しており、英国が追随した形だ。米国に続く英国の方針転換に、ロシアが一段と反発を強めるのは必至だ。

元横綱北の富士さんが死去、82歳…幕内優勝10度・舌鋒鋭い解説で人気

元横綱北の富士さんが死去、82歳…幕内優勝10度・舌鋒鋭い解説で人気

大相撲の第52代横綱北の富士で、NHKの大相撲中継では 舌鋒鋭い解説で親しまれた北の富士勝昭(きたのふじ・かつあき)さん(本名・竹沢勝昭さん)が死去したことが20日、わかった。82歳だった。

北海道旭川市出身で、14歳で出羽海部屋に入門。1964年初場所で新入幕を果たし、66年名古屋場所後に大関に昇進した。67年には元横綱千代の山の独立に同行し、九重部屋に移籍。70年初場所後に玉の海と同時に横綱に昇進した。72年初場所の貴ノ花との一番では「つき手」か「かばい手」かの論争を起こし、話題を呼んだ。

「科学の芽」賞、小中高20件に 筑波大

「科学の芽」賞、小中高20件に 筑波大

ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士の功績を記念し、小中高生の優れた科学実験や自然観察のリポートを表彰する第19回「科学の芽」賞(筑波大主催、時事通信社など後援)の審査結果が21日、発表された。応募総数は2377件(団体応募含む)で、小学生部門10件、中学生部門8件、高校生部門2件が選ばれた。表彰式は12月21日、筑波大で行われる。

キオクシアHD、12月中旬上場 時価総額7500億円…AI向けメモリー増産

キオクシアHD、12月中旬上場 時価総額7500億円―AI向けメモリー増産

半導体メモリー大手キオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリ)が12月中旬に上場することが21日、分かった。22日にも東証から上場承認が得られる見通し。時価総額は7500億円規模となる見込みだ。上場により最大991億円を調達し、生成AI(人工知能)の普及で需要が高まるデータセンター向け最先端半導体メモリーの増産投資に充てる。

ボージョレ・ヌーボー解禁 コスト高でも価格維持の動き

ボージョレ・ヌーボー解禁 コスト高でも価格維持の動き

フランス・ブルゴーニュ産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の販売が21日午前0時に解禁された。原材料高や円安の影響で輸入コストは膨らんでいるが、「多くの人に手に取ってもらいたい」(サントリー)として販売価格を据え置く動きも見られる。

サントリーは「ジョルジュデュブッフ ボジョレーヌーヴォー」(750ミリリットル)の参考価格を昨年と同じ3256円に据え置いた。メルシャンも「秋の風物詩を楽しんでもらうため、手に届きやすい価格で提供したい」として、主力商品の価格を維持した。