2024年11月6日 今日の出来事

トランプ氏、当選確実 刑事訴追、暗殺未遂はねのけ…4年ぶり返り咲き、ハリス氏破る・米大統領選

トランプ氏、当選確実 刑事訴追、暗殺未遂はねのけ―4年ぶり返り咲き、ハリス氏破る・米大統領選

米大統領選は5日、全米各地で投開票され、2度の暗殺未遂から生還し返り咲きを狙った共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が、女性初の大統領を目指した民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)を激戦の末に破り、当選を確実にした。複数の米メディアが伝えた。「米国を再び偉大に」と訴え、勝敗を左右する激戦州を次々と制した。

トランプ氏の再登板で、米国の内政や外交などは大きく転換される可能性が高い。刑事事件で有罪評決を受けながら当選した米史上初の大統領となる。

「悪夢」再来身構えつつ祝意 ハリス氏支持が圧倒の欧州…米大統領選

「悪夢」再来身構えつつ祝意 ハリス氏支持が圧倒の欧州―米大統領選

米大統領選でトランプ前大統領が当選を確実にすると、欧州では各国首脳が次々と祝意を表明した。だが、投票前はウクライナ支援や脱炭素で国際協調を期待できるハリス副大統領への支持が圧倒的で、各国は「米国第一主義」に振り回され続ける「悪夢」(欧州メディア)の再来に身構えている。

トランプ氏は1期目、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を離脱するなど、欧州とたびたび対立。再登板後にウクライナ支援への消極姿勢を貫けば、欧州の負担は一気に高まり、窮地に立たされる。

「貿易戦争」再燃を懸念 トランプ氏返り咲きで…中国

「貿易戦争」再燃を懸念 トランプ氏返り咲きで―中国

米大統領選で共和党のトランプ前大統領の返り咲きが確実になった。トランプ氏は中国製品に60%の追加関税を課す方針を掲げており、中国は米国との「貿易戦争」再燃に懸念を強めている。

円急落、株は大幅高 米大統領選、トランプ氏優勢で…東京市場

円急落、株は大幅高 米大統領選、トランプ氏優勢で―東京市場

6日の東京金融市場は、米大統領選でトランプ前大統領が優勢となる中、円安・株高が進んだ。円相場は一時1ドル=154円台前半と、7月30日以来約3カ月ぶりの水準に急落、日経平均株価は1100円超上昇する場面もあった。

東京外国為替市場の円相場は6日朝方、米大統領選開票前の持ち高調整で151円台前半に上昇。開票が進み、インフレ再燃を招きかねない対中貿易関税引き上げなどを掲げるトランプ氏の優位が伝わると、米長期金利が急伸、一転して154円台前半と3円以上下落した。

一方、東京株式市場では円安進行を受けて幅広い銘柄が上昇。日経平均の終値は1005円77銭高の3万9480円67銭と続伸した。好決算銘柄が買われたほか、経済指標で米景気の底堅さが示されたことも、日本株の買いを後押しした。

全国知事会が地方の税収減懸念 「年収の壁」引き上げで

全国知事会が地方の税収減懸念 「年収の壁」引き上げで

全国知事会で地方税財政分野を担当する河野俊嗣宮崎県知事は6日、自民党本部で森山裕幹事長と面会し、所得税などが発生する「年収の壁」を引き上げると、地方の税収減につながるとの懸念を伝えた。森山氏は「課題は認識している」と応じたという。

総務省は、個人住民税の基礎控除を75万円引き上げた場合、税収が4兆円程度減ると試算する。

皇居で大綬章親授式

皇居で大綬章親授式

秋の叙勲の大綬章親授式が6日、皇居・宮殿「松の間」で行われ、天皇陛下が外国人2人を含む受章者4人に勲章を手渡された。出席したのは、旭日大綬章の古賀伸明元連合会長(72)、小沢鋭仁元環境相(70)ら。

首都圏でワンマン運転 JR東、来春から順次

首都圏でワンマン運転 JR東、来春から順次

JR東日本は6日、運転士のみで運行する「ワンマン運転」を首都圏の主要路線に順次導入すると発表した。人手不足に対応するためで、2025年春に常磐線(綾瀬―取手)各駅停車と南武線(川崎―立川)で始め、30年ごろまでに首都圏の主要路線へ拡大する。

26年春に横浜・根岸線(八王子―大船)、30年ごろまでに山手線や京浜東北・根岸線、中央・総武線各駅停車、埼京・川越線で実施を目指す。