2024年7月10日 今日の出来事

病院攻撃は「戦争犯罪」 緊急会合で非難相次ぐ…国連安保理

病院攻撃は「戦争犯罪」 緊急会合で非難相次ぐ―国連安保理

ロシアによるウクライナの小児病院などへの攻撃を受け、国連安全保障理事会は9日、緊急の公開会合を開いた。国連高官が「病院を狙った意図的な攻撃は戦争犯罪だ」と批判し、多くの理事国も非難の声を上げたが、ロシアは攻撃を否定した。

国連人道問題調整事務所(OCHA)高官は、「病院は国際人道法で保護されている」と指摘。それにもかかわらず、ロシアの侵攻が始まった2022年2月以降、ウクライナでは病院や医療従事者への攻撃が計1878件に上ると報告した。

ナワリヌイ氏の妻を指名手配 ロシア当局、国外に滞在中

ナワリヌイ氏の妻を指名手配 ロシア当局、国外に滞在中

モスクワの裁判所は9日、2月に獄中死したロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の妻ユリアさんの逮捕を認めた。ユリアさんは現在、ロシア国外に滞在中で指名手配された。治安当局が「過激な団体」への参加を理由に2カ月間の逮捕を請求していた。

こうしたロシア当局の動きについてユリアさんは「通常の手続きがないのか?(スパイを意味する)外国の代理人、刑事捜査ときて、もう逮捕?」とX(旧ツイッター)で疑問を呈した。ナワリヌイ氏の死後、ユリアさんは夫の活動を引き継ぐ考えを表明していた。

前線活発、12日まで大雨 東北から九州、災害警戒…気象庁

前線活発、12日まで大雨 東北から九州、災害警戒―気象庁

活発な梅雨前線が日本海から東北へ延び、低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、10日は東北から九州まで広い範囲で大雨となる所があった。前線は12日にかけて南下する見込みで、気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に警戒するよう呼び掛けた。

島根県出雲市では午前8時20分までの24時間雨量が211.5ミリと、同地点の7月最多記録を更新したほか、秋田県大仙市で同146.5ミリ、鳥取県境港市で同139.5ミリを観測した。

11日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で九州北部、東海で180ミリ、東北、中国で150ミリ、北陸、近畿で120ミリ。その後、12日午後6時までの同雨量は九州北部で100ミリ。

大同特殊鋼顧問の佐川さんに「欧州発明家賞」 世界最強の永久磁石で

大同特殊鋼顧問の佐川さんに「欧州発明家賞」 世界最強の永久磁石で

欧州特許庁(本部ドイツ・ミュンヘン)は9日、今年の「欧州発明家賞」の授賞式を地中海の島国マルタで開いた。「非欧州諸国部門」受賞者には、世界最強の永久磁石とされる「ネオジム磁石」を発明した大同特殊鋼顧問の佐川真人さん(80)が輝いた。

ネオジム磁石はスマートフォンや家電、医療機器などの性能向上に役立っている。

「病院船」、来年度に運用開始 政府、災害・感染症で活用

「病院船」、来年度に運用開始 政府、災害・感染症で活用

政府は9日、災害や感染症まん延時に海上での医療活動拠点となる「病院船」の整備に向けた船舶活用医療推進本部の初会合を首相官邸で開き、2025年度中の運用開始を目指す方針を示した。本部長を務める岸田文雄首相は、年内をめどに整備推進計画案の策定を関係閣僚に指示した。

被災地から離れた病院へ医療行為を行いながら移送する「脱出船」や、被災地周辺の港で一定期間救護活動をする「救護船」としての活用を想定。今年度内に具体的な活動要領を策定する。将来的には国による病院船保有を目指すが、当面は防衛省契約を含む民間のカーフェリーを活用する方向だ。

生命の原材料、多数見つかる 小惑星「りゅうぐう」試料分析…海洋機構など

生命の原材料、多数見つかる 小惑星「りゅうぐう」試料分析―海洋機構など

海洋研究開発機構などの研究チームは10日、探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「りゅうぐう」の砂の分析で、生命に欠かせないアミノ酸や核酸塩基などの原材料になる有機物を多数見つけたと発表した。論文は、同日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に掲載された。

海洋機構の高野淑識上席研究員らは、りゅうぐうの砂から水に溶けやすい成分を抽出し、詳細に分析。たんぱく質を構成するアミノ酸のもととなるピルビン酸や、DNAを構成する核酸塩基をつくるリンゴ酸、細胞膜の材料となるメバロン酸など計84種の有機物を見つけた。

また、水に触れると不安定になる有機物の存在比率などから、りゅうぐうのもととなった天体(母天体)が約46億年前にできた後、長期間にわたり水が豊富に存在していたことが裏付けられた。「水質変成」と呼ばれる水と鉱物、有機物の相互反応が起きていた。

漂流の女性、36時間後に救助 静岡から80キロ先の千葉沖で

漂流の女性、36時間後に救助 静岡から80キロ先の千葉沖で

横須賀海上保安部(神奈川県横須賀市)は10日、静岡県下田市の白浜大浜で8日夜、遊泳中に流され行方不明となっていた中国籍の女性(21)が約36時間後の10日朝、80キロほど離れた千葉県南房総市沖の海上で救助されたと明らかにした。横須賀海保によると、浮輪で漂い、脱水症状はあったが、意識はあり命に別条はない。