自民、都知事選で小池百合子氏と連携模索…「不戦敗」回避へ
東京都知事選(7月7日投開票)を巡り、自民党は現職・小池百合子知事との連携を実現して勝利し、「不戦敗」を避けたい考えだ。小池氏側は知事選が与野党対決の構図となることを警戒し、自民との距離感を慎重に見極めている。
自民都連関係者は「小池氏にとっても自民の組織力はメリットが大きいはずだ」と期待を寄せる。
ただ、小池氏は微妙な立場に立っている。立憲民主党の蓮舫参院議員が27日、「反自民政治、非小池都政」を掲げて都知事選への出馬を表明したためだ。小池氏には、自民の支援を表立って受ければ、与野党対決に持ち込むことを狙う蓮舫氏の戦略にはまってしまうとの危機感があるとみられる。自民を巡っては、派閥の政治資金規正法違反事件で世論の逆風は強く、「一体化している」との批判はダメージが大きいとの読みもありそうだ。
ジャニーズ性加害問題で「依然深い憂慮」と報告書 国連人権理作業部会が公表
ジャニーズ性加害問題で「依然深い憂慮」と報告書 国連人権理作業部会が公表
旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.、スマイルアップ)の性加害問題を調査した国連人権理事会の作業部会は28日までに、「(同問題に)依然として深い憂慮が残る」とする報告書を公式サイトで公表した。被害者救済に向けた「道のりは長い」とし、スマイルアップ側には被害者の弁護士費用の負担や精神的ケアの拡充を求めた。
6月下旬にジュネーブで開かれる人権理の会合で正式に報告される。
作業部会は、スポンサー企業が契約の見直しなどを進めた点について「説明責任を果たした」と評価。スマイルアップ側の対応も「努力が認められる」としつつ、補償を求める被害者の弁護士費用を自己負担させている点などについて「容認しがたい」と指摘した。
メガビッグで12億円 史上最高額に並ぶ
サッカーくじなどを運営する日本スポーツ振興センターは28日、第1456回のメガビッグで日本のくじ史上最高額(公営競技を除く)に並ぶ1等12億円が1口出たと発表した。
1口300円のメガビッグは最高当せん金額が7億20円、キャリーオーバー時は12億円。12試合の両チーム合計ゴール数を4択にした結果が対象となり、コンピューターが無作為に予想した結果を購入する。
長期金利、12年半ぶり高水準 1.075%、上昇ピッチ加速
29日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債(第374回債)の流通利回りが1.075%へ前日比0.040%上昇(債券価格は下落)した。4営業日連続の急ピッチな上昇で、2011年12月以来およそ12年半ぶりの高水準となった。日銀が3月のマイナス金利政策の解除に続き、さらに金融政策の正常化を進めるとの観測が市場で強まり、債券を売る動きが優勢となった。
ロシア大統領、「核紛争」警告 欧米部隊派遣でも侵攻継続
ロシアのプーチン大統領は28日、欧米部隊がウクライナに派遣されるか否かに関係なく、目的達成のため侵攻作戦を続ける考えを示した。欧米がウクライナへの軍事支援を強めるほど交戦は長期化し、核兵器の使用を含む世界的紛争になりかねないと警告、米国主導の北大西洋条約機構(NATO)側を改めてけん制した。