2024年5月28日 今日の出来事

北朝鮮、衛星打ち上げ失敗 飛行中に爆発、ロケットエンジン原因か…政府、Jアラート発出

北朝鮮、衛星打ち上げ失敗 飛行中に爆発、ロケットエンジン原因か―政府、Jアラート発出

北朝鮮は27日夜、北西部・東倉里の「西海衛星発射場」から、偵察衛星を搭載したロケットを打ち上げた。朝鮮中央通信によると、第1段階の飛行中に爆発、失敗した。ロケットのエンジン部分に原因があったという。林芳正官房長官は記者会見で「北朝鮮が衛星打ち上げを目的とする弾道ミサイル技術を使用した発射を強行した」と発表。その上で「黄海上空で消失し、宇宙空間への物体の投入はされてない」と述べた。

韓国軍によると、北朝鮮は27日午後10時44分(日本時間同)ごろ、東倉里から黄海の南方に向けて「軍事偵察衛星」を打ち上げたが、同46分ごろには海上で多数の破片が探知されたとしている。米韓当局が詳細を分析している。

世界初の木造人工衛星完成、9月打ち上げへ 京大と住友林業

世界初の木造人工衛星完成、9月打ち上げへ 京大と住友林業

京都大と住友林業の研究チームは28日、共同で開発を進めてきた世界初となる木造人工衛星「リグノサット」の初号機が完成したと発表した。今年9月に打ち上げを予定しており、宇宙空間の過酷な環境に木材が耐えられるか検証する。

リグノサットは一辺の長さ約10センチのほぼ立方体。外枠の主要な素材に広葉樹ホオノキを用い、金具や接着剤を使わない日本の伝統技法で組んだ。内部に電子機器を搭載し、重さは1・1キロ。

通常、人工衛星は耐久性に優れたアルミニウム合金などで作られる。しかし、運用を終え、大気圏に突入した後に残る燃えかすは大気汚染の一因になると指摘されている。これに対し、木材は完全に燃焼するため汚染リスクが小さく、宇宙ごみ削減に役立つという。

長期金利一時1・035% 12年ぶり高水準更新

長期金利一時1・035% 12年ぶり高水準更新

28日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(374回債、表面利率0・8%)の利回りが上昇し、一時、前日の終値利回りより0・015%高い1・035%を付けた。2012年4月以来、約12年ぶりの高水準を更新した。

日銀が金融政策の正常化を進め、国債の購入額を減らすとの見方から、国債を売る動きが広がり、利回りは上がった。