「300年枯れない井戸が…」 リニア工事の裏で異変 住民の本音は
「300年枯れない井戸が…」 リニア工事の裏で異変 住民の本音は
井戸の底に浮かび上がる幾多のひび割れは、水源に恵まれた地域に走った衝撃を物語っていた。JR東海が進めるリニア中央新幹線事業の前に立ちはだかるのは、静岡県の水問題だけではない。リニアのトンネル掘削工事が行われていた岐阜県瑞浪市では2月、個人用の井戸やため池など計14カ所の水位低下が発覚した。瑞浪市の現場を歩くと、水枯れした井戸を前に立ち尽くす住民の姿があった。
台風1号が発生 南西諸島に影響も
気象庁によると、26日午前9時の観測で、フィリピンにある熱帯低気圧が台風1号になった。今後、沖縄県など南西諸島に影響が出る恐れがあり、気象庁は今後の進路に注意するよう呼びかけている。気象庁によると、中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。ゆっくりと北へ進んでいる。
1号の発生日時としては、統計を取り始めた1951年以降で7番目に遅い。今後、日本列島には前線がかかる見通し。台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むと、前線の活動が活発化し、大雨になる恐れがある。
今年も「最も暑い夏」か 早めの熱中症対策必須…特に8月厳しく・気象庁予報
今年も「最も暑い夏」か 早めの熱中症対策必須―特に8月厳しく・気象庁予報
日本列島はこの夏も猛暑に襲われそうだ。気象庁が発表した最新の3カ月予報では、6~8月の平均気温は全国的に高く、特に8月は暑さが厳しくなると予想。気象条件次第では、観測史上最も暑かった昨年に匹敵する「災害級の暑さ」となる可能性が高い。日本気象協会は早めの熱中症対策として、エアコンの点検や体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」を呼び掛けている。
気象庁は猛暑の一因として、ラニーニャ現象の影響を挙げる。太平洋の熱帯域で西に吹く貿易風が強まることで、南米ペルー沖の海水温が平年よりも低くなり、東南アジア付近の海水温が上昇する現象。発生すると日本付近の高気圧が北へ張り出しやすくなるため高温をもたらす。同庁担当者は「8月になると、ラニーニャ現象の発生確率が上がってくる」と分析する。
岩手「大谷の鉄瓶」に注文殺到 インスタで紹介、1年待ち
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がSNSのインスタグラムで青い南部鉄瓶を紹介したところ、製造元の南部鉄器工房「及富」(岩手県奥州市)に注文が殺到している。在庫は即完売し、現在は注文しても届くまで約1年待ちの状態という。
南部鉄器は、大谷選手の出身地・奥州市の伝統工芸品。大谷選手は今月上旬、インスタグラムに「ありがとうございます」の言葉とともに、及富の鉄瓶「みやび」の写真を投稿した。たちまち全国から「注文したい」などの電話が相次ぎ、1日3千件ほどだったホームページのアクセス数が一気に約10万件に達した。実物を見るため関東から訪れる人もいた。
八角形を基調として丸みを帯びた本体に、菊の花を表現したふたのつまみが特徴。高さ21センチ、重さ1・6キロで、容量は1リットル。価格は2万4200円。受注生産で受け付けている。