規正法、自民17日単独提出へ パー券公開「10万円超」…公明受け入れず、与党協議不調
規正法、自民17日単独提出へ パー券公開「10万円超」―公明受け入れず、与党協議不調
自民、公明両党は15日、政治資金規正法改正案の実務者協議を行った。焦点の一つであるパーティー券購入者の公開基準引き下げに関し、自民は現在の「パーティー1回当たり20万円超」から「同10万円超」とする条文案を提示したが、公明は不十分だとして同日の協議は不調に終わった。自民は17日に党内手続きを終える方針で、改正案を単独で国会提出する見通しとなった。
韓国で今も敬愛される2人の日本人 「負の歴史」乗り越え「友人」に 日韓友好を願い追慕祭
韓国で今も敬愛される2人の日本人 「負の歴史」乗り越え「友人」に 日韓友好を願い追慕祭
4月、韓国内に墓がある2人の日本人の追悼行事がそれぞれ営まれた。日本の植民地時代、朝鮮半島の緑化や民族文化の保存に尽くした浅川巧(1891~1931年)と、南東部の大邱(テグ)に貯水池を築造した水崎林太郎(1868~1939年)。どちらの行事も、地元の韓国人らによって連綿と続いており、日韓友好を願う両国の有志が集う場になっている。
浅川は山梨県出身で、23歳で日本統治下の朝鮮に渡った。林業技術者として現地の風土に合った育苗法を開発し、荒廃した山林の再生に貢献。朝鮮の陶磁器や民芸品に美を見いだし、収集と研究に努めた。朝鮮語を流ちょうに話して朝鮮人に慕われ、葬儀の際は「棺(ひつぎ)を担がせてほしい」と申し出る人が後を絶たなかったと語り継がれる。
一方の水崎は岐阜県出身。旧加納町(現在の岐阜市)の町長を務めた後、15年に開拓農民として大邱に渡り、地域の水不足解消のために貯水池を造ろうと決意。「恩恵を受けるのは朝鮮人ではないか」と渋る日本人官吏に怒り、朝鮮総督府に直接掛け合って工事費を調達したと伝わる。
ロシア領攻撃を容認 「ウクライナが最終決断」…米国務長官
ウクライナを訪問中のブリンケン米国務長官は15日、首都キーウ(キエフ)で記者会見し、米国製兵器を使ったロシア領内への攻撃について、「この戦争をどう遂行するかは最終的にはウクライナが決断することだ」と述べ、容認する姿勢を示した。
バイデン米政権はこれまで、米国製兵器によるロシア領内への直接攻撃を制限してきた。ただ、これがロシア軍に有利に働いているとの指摘が出ており、制限撤廃の要望が強まっていた。
新緑の都大路、行列鮮やか 京都三大祭り「葵祭」
京都三大祭りの一つ「葵祭」が15日、京都市で開かれ、色鮮やかな平安装束姿のヒロイン「斎王代」ら約500人の行列が新緑の都大路を歩いた。フタバアオイの葉を飾った武官や女官役、計40頭の牛馬などで作る行列は全長約800メートル。京都御所を出発し、下鴨神社を経て上賀茂神社に向かう約8キロの道のりだ。
葵祭は両神社の例祭。6世紀の欽明天皇の時代に飢餓や疫病が流行し、五穀豊穣を祈ったのが始まりとされる。