2024年4月19日 今日の出来事

東証大幅反落、終値1011円安 中東緊迫、3年2カ月ぶり下げ幅

東証大幅反落、終値1011円安 中東緊迫、3年2カ月ぶり下げ幅

19日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落し、前日比1011円35銭安の3万7068円35銭で取引を終えた。全面安の展開で、終値としての下げ幅は2021年2月以来、3年2カ月ぶりの大きさ。中東情勢の緊迫化でリスク回避の売り注文が膨らんだ。半導体関連銘柄の業績の先行きに対する懸念が強まったことも相場を押し下げた。

中東情勢ではイスラエルがイランをミサイルで反撃したとの報道が伝わった。リスク回避の動きが金融市場に広がり、外国為替市場では相対的に安全な資産とされる円が買われ、円相場が一時1ドル=153円台後半を付けた。

「結婚後も女性皇族」協議が本格化へ 皇位継承問題は各党で隔たり

「結婚後も女性皇族」協議が本格化へ 皇位継承問題は各党で隔たり

安定的な皇位継承に向けた皇族数確保策について、自民党の方針が固まり、各党の見解が出そろった。20年来停滞していた課題を巡って、国会での議論がようやく本格化する。皇族数の減少は危機的状況で、女性皇族の身分が焦点となる。

自民が受け入れたのは、旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族に復帰させる案も合わせて盛り込まれたことに加え、将来の女系天皇誕生に歯止めを掛けたからだ。21年の政府有識者会議の報告書では、結婚した女性皇族の夫と子に皇族の身分を与えない案を示した。これを保守派は評価する。

航空自衛隊スクランブル 2023年度は669回 72%が中国機か

航空自衛隊スクランブル 2023年度は669回 72%が中国機か

防衛省統合幕僚監部は19日、領空侵犯の恐れがある外国機に対して航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した回数が2023年度は669回だったと発表した。22年度の778回から109回減った。対象は推定を含め中国が22年度比96回減の479回で、全体の約72%に上った。ロシアは同24回増の174回だった。

イスラエル、イランへ報復攻撃 防空作動で爆発音、ドローンか…核施設などに被害なし

イスラエル、イランへ報復攻撃 防空作動で爆発音、ドローンか―核施設などに被害なし

米メディアは、イスラエルが19日、イランに攻撃を行ったと伝えた。イランのメディアによると、中部イスファハンで「不審な物体」に防空システムが作動。軍事施設近くで複数の爆発音が聞こえたが、軍高官は「被害はない」と主張した。イランが13日から行ったドローンや巡航・弾道ミサイルによる対イスラエル大規模攻撃の報復とみられる。

イスラエルとイランの対立激化で、中東全域を巻き込んだ緊張の悪化が懸念されていた。だが、今回の攻撃は限定的とみられ、双方の応酬が幕引きとなるかが焦点となる。

1カ月半の投票始まる モディ氏与党圧勝か、有権者9.7億人…インド総選挙

1カ月半の投票始まる モディ氏与党圧勝か、有権者9.7億人―インド総選挙

インド下院(任期5年)総選挙の1カ月半に及ぶ投票が19日、始まった。有権者約9億7000万人が小選挙区で直接543議席を選ぶ「世界最大の選挙」。圧勝の見通しが伝えられている現有288議席で単独過半数の与党インド人民党(BJP)に、国民会議派を軸とする野党連合が挑む構図だ。